内容説明
両替商滝島屋の主と手代が下谷広小路で何者かに首を掻き切られて殺された。凶器は匕首(あいくち)とみられた。池之端の岡っ引き銀次には遺体の惨状に見覚えがあった。半年ほど前、浅草田原町で殺された料理茶屋橘屋の主の死に様と酷似していたのだ。そして、二つの事件の繋がりを探っていた佐久間町の岡っ引き平造が斬殺された。銀次は下手人を追うが、やがて魔の手が襲い来る。書下し長篇時代剣戟。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
93
新まろほし銀次捕物帳。前作「まろほし銀次捕物帳」全巻読んでいないので思い出せない、銀次親分岡っ引きの分野を超えた行動判断活躍が面白いですね。2018/03/14
ひさか
4
2017年7月徳間時代小説文庫刊。書下ろし。前シリーズの最終作が、2010年11月なのでほぼ7年ぶりに復活。以前のシリーズと世界観は同じで、淡々とした硬派の捕物話。前シリーズと同様のノリ。剣豪の向井も前作同様に味があるが、ここにしか面白みが無いところがイマイチかな。2017/09/28
Kentarou Takeuchi
1
聞き覚えのない武器がタイトルなのでヘンテコエンタメかと思いきや、硬派の時代もの。ストーリーが探索→1人つかまえてまた探索、の繰り返しでワクワクしない。ラストの立ち合いは緊張感あったので、これに外連味があれば相当良いのだけれど。2022/03/31
犀門
1
#182★★★☆☆2017/10/19
goodchoice
1
以前のシリーズが好きなものだったので、再開されてうれしい。剣戟好きな作者らしい場面も多く、楽しめる。次巻も期待します。2017/09/02