内容説明
会社をクビになって途方に暮れていた榛名都冬のもとに突然現れたのは、七福神の老人コンビ、福禄寿と寿老人!知名度が低いことを嘆く二柱に、ネットでのPR活動を頼まれた都冬。「…お二人の名を広めることができたら、私の願い事も叶えて貰えますか?」そうして、都冬と神様たちの可笑しな共同生活が始まった!平凡なニート女子と個性的な神様たちのゆるぐだ日常ファンタジー。―全国の書店員が選んだ「世に出したい」新作!第1回本のサナギ賞優秀賞受賞作。
※本書は2015年に小社より刊行された著作を改稿し、書き下ろしの短編を加え、文庫化した内容となっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
86
神社で参拝するとき住所・氏名をきちんと言うと神様が来てくれるかもしれない。逆に神様のお願い事を聞くハメになるかも。頼りない神様&妖怪とニート女子のほのぼのファンタジー。かと思いきやバトルアクションもあったりで、ちょっと取っ散らかってる感じがした。黒闇天の意地悪も物足りないような・・。でも端々に小さい神様やそのお供のかわいらしさが溢れていて、とても和む。「本のサナギ大賞」受賞作2018/10/26
タイ子
66
七福神の名前が全部言えますか?タイトルの「はるなつふゆ」が名前だったとは!?ここでまず良いなぁ~!と。次に、つふゆの部屋に突然やってきた神様二人とそのお伴たちにおぉ~、イメージがかわいい!神様を扱う小説としては浅葉なつさんの神様の御用人シリーズがあるけど、これとはまた一味違う作品。麻雀で神社のテリトリーを賭けるとか、そんなアホな話あり、ファンタジック、アクションまで神様たちやってくれます。大事なことを一つ、神社にてお参りする時には自分の名前、住所を言ってからお願い事をしましょう。読友さん、ありがとう♪2018/12/05
ゆう
32
『ニート女子×マイナー七福神=笑顔』と書いてあるカバーをめくるとタイトルが分かるダブルカバーで平積みされていて、興味をひかれて購入。七福神の中で知名度の低い老人コンビの福禄寿と寿老人が自分達を知ってもらおうとPR活動。そこから他の七福神や妖怪が出てくるわちゃわちゃ感が面白い。申し訳ないことに私は七福神全員の名前を言えないなぁ。七福神を言って!と言われてすぐ思い浮かべれるのは恵比寿、毘沙門、布袋くらい。やばい、半分以下だ…。老人コンビはそういえばそんな名前だったっけかってくらいだし。これは本当に申し訳ない。2017/03/08
ぐっち
29
失業中の都冬と七福神のゆるゆるライフと思っていたら、後半はスペクタクル展開で予想外でした。キャラの名前が読みにくいなと思っていたら、仕込みありでしたね。2018/05/19
は?
28
前半けっこうのんびりだったが後半ハードに 大黒はインドでは破壊や再生の神のようなので荒ぶることもあるのかと / 内角の和,短所は長所 たしかに 2018/11/05