内容説明
シリーズ第六弾は、二等航海士としてフランクリン号に乗り込む万次郎の冒険と成長を描く。凪や嵐に悩まされながら的確な判断で船長を支え、成長するジョン・マン。郷土の先達、中浜万次郎ことジョン・マンの奇跡の生涯。鎖国日本から漂流し、初めてアメリカの地で生活を送り、初めて地球を一周し、自力で帰国した誇るべき日本人の物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
68
万次郎はアカデミーを首席で卒業し、二等航海士としてフランクリン号で航海に。捕鯨船ではあるものの、世界中の珍品を集めよという任務も担う。航海は順風、途中のエピソードはやや冗長に思えて少し退屈でした。10ヶ月の航海を経てグァムまで、次巻に期待としましょう。2017/07/06
それいゆ
48
「順風編」ではフランクリン号がニューベッドフォードを出航後、大西洋、インド洋を通過して、10か月かかって、やっとグァムに着きました。万次郎を早く故郷の宇佐浦に帰してやりたい!この第6巻でもそれは実現しませんでした。第7巻は「金鉱編」だそうです。チャップリンの「黄金狂時代」のような雰囲気になるのでしょうか?2017/07/07
ぶんこ
38
待ちに待った6巻。アカデミーを首席で卒業し、大型捕鯨船の2等航海士となって喜望峰からオーストラリア、グァムを経て日本沿岸での捕鯨に向かうジョン・マン。アカデミーでの級友からの助言を受け、水を濾過する装置を準備したりと事前情報収集、準備に万全を期していました。ジョンが救助された船の副長だったデイヴィスが今回の捕鯨船での船長で、お互いの信頼関係も出来ていたのですが、その船長が病を発症。言動がおかしくなってきて、先行きが波乱含みとなってきたところで次巻へ。物足りない気分で読了。2017/07/13
aloha0307
26
航海術専門学校を、言葉のハンデを跳ね返し首席で卒業した万次郎(すごいよなあ✿)。1846年、捕鯨船フランクリン号に航海士として乗り込みます☺ 登場人物ひとりひとりが生き生きと眼前に思い浮かび、活劇を見ているようです(古き良き善良な人たちばかりというのが、本シリーズに吹く涼風の特徴です☺)。2019/10/11
tara
15
まだまだ続きがあるのですね。早く読みたい。すっかりジョン・マンに取り込まれています。2018/04/02