内容説明
大学時代に出会い、「完璧なバランス」を保っていたはずの男女五人。その均衡は、ある事件をきっかけにバラバラに崩れてしまう。だが、石丸蓮太がテレビで偶然、高僧となった旧友・大和田道を発見。彼らの時は再び交わりはじめた――。R-18文学賞大賞受賞作家が描く、ユーモラスであたたかな、「選択」と「役割」の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
信兵衛
20
学生時代の仲間５人の再会ストーリィ。ままならないことが多くありますけれど、自分たちを見守ってくれる存在がもしあるとしたら、ちょっと救われる気がします。2017/03/02
a*u*a*i*n34
13
朝香さん初読みです。最後の章を読めばえっ？えっ？となって再読すること必須の作品でした。題名と言い、装丁と言い、読者は相当少ないのは予想できますが、存外に面白かった作品です。2020/07/09
non
2
17-216：哲学的、平行世界。上手く整理できずモヤモヤ。掴み切れなかった。「まだ五つに分かれる前の超大陸パンゲア・悪いものはあざとく裏の方にくっついていて気づかないうちにどんどん浸食されてしまう・正しいか正しくないか判断するのはこっちの仕事じゃない。ありったけの神経を集中して目の前の選択をする。それだけだ・すべてパンゲアの思し召し・決意は光になる。光が差せば闇が消える」役割、全うすべきものがあり、全体のバランスが保たれる。タオ。一方的に冷凍精子使うってどうかな。2017/09/21
yatyu
1
『なぁ、人ってな、自分のことだけなら迷えへんねんー大事な人のために何ができるかって、全力でそう思うから悩むねん。大事やから、迷うねん』2017/07/25
AU
0
☆ 合わない…2017/03/17
