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内容説明
FIFA会長はスイスの本部から故国に帰国するたびに、金の延べ棒をブリーフケースにいれて持ち帰っていた。税関も外交パスポートを持つ彼をチェックできない。
資金洗浄、軍事独裁政権との癒着、韓国戦他での八百長、W杯開催地選挙、会長選挙で飛び交う実弾、放送権、マーケティング権をめぐる賄賂。
「今回のFIFA幹部一斉逮捕の端緒をつくり、ブラッターを辞任に追い込んだ男」(ワシントン・ポスト紙)一匹狼の老調査報道記者アンドリュー・ジェニングスが10年に及ぶ執念の取材のすべてを記す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
53
利権と既得権益に群がる面々が晒す醜態。構図はいたって簡素。タックスヘイブン、マネーロンダリング・・・。夢を金と化すのも、悲しき人間の性。スイスやEU機関ではなく、FBIなのもどうなんだろう。組織の国際化に伴う透明性の基準と仕組み?そんな複雑な話ではなく、単に監査性と倫理観の問題。結局、仕組みではなく心ではなかろうか。故に救いは著者をはじめ、立件に関与した人たちの心意気。道徳観念も捨てたものではない!対岸の火事と捉えることなく各国スポーツ機関は襟を正して欲しい。2017/03/13
ばんだねいっぺい
22
メガ・スポーツイベントの影に利権をむさぼる連中あり。2016/09/16
しーふぉ
18
アヴェランジェ、ブラッターとその取り巻き達のタカリ体質。日韓W杯の審判はやはりというか、FIFAが絡んでいたのか・・しかしあまりに酷い。果たして組織の浄化は可能なのか⁈2016/07/03
KF
14
読後感は悪い。悪を糾弾するのは良いが全体に救いが無い。夢が無い。勧善懲悪が果たされたのかどうかも良くわからない。訳の問題なのか原文から悪いのか文体が好きになれない、或いは嫌い。持って回ったようなくどい文体。相性が悪い。 サッカーのFIFA程でないにしてもラグビーのWRも大なり小なりなのだろうか?スポーツを楽しむことに冷や水を浴びせられるような読後感。 誰が喜ぶ本なのだろうか?書いた本人か?2019/12/07
モモンガ
11
★★★衝撃的で残念2015/12/05