小学館文庫<br> ゴルゴ13ノベルズII 鬼畜の宴

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小学館文庫
ゴルゴ13ノベルズII 鬼畜の宴

  • ISBN:9784094062588

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内容説明

直木賞作家×ゴルゴ13!最強コラボ第2弾!

直木賞作家・船戸与一が、劇画最高峰「ゴルゴ13」を描いた最強のエンターテインメント、第2弾!!

作家デビュー前、別名で脚本を手がけていた「ゴルゴ13」作品の中から、選りすぐりの3話をみずから小説化。その読み切りシリーズの第2話をお届けする。

アマゾンの密林で、二人の大富豪が人間狩りに興じる。おのれの道楽のために、二人はこれまで何度も残虐な殺人ゲームをくり返してきた。

彼らが企てた新たなプラン――それは、プロ中のプロ同士の殺し合いを楽しむというものだった。

莫大な予算を投じた“史上最大のショウ”がローマで幕を開ける。
高感度カメラと集音マイクが設置された闘いの舞台に姿をあらわしたゴルゴ13。
立ちはだかるのは、非合法の世界でその存在を知らない者はいない超一流のスナイパーだった。

ゴルゴ13も認めた数少ない好敵手・スパルタカス。
本物のプロフェッショナルとの壮絶な死闘の果てに、ゴルゴ13は命をもてあそぶ鬼畜たちの始末を引き受ける‥‥。

ゴルゴ13とスパルタカスの対決はいまも語り草の名シーン。
非情の世界に生きる男同士の凄絶な姿を、ぜひご堪能ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マムみかん(*感想は風まかせ*)

24
船戸先生が脚本を書いた作品のノベライズ化第2弾。 当たり前だけれども映像的。 劇画はハード過ぎるので読む予定はないのですが、内容がよく分かります(笑)。 夢枕獏先生の解説、と言うか、船戸先生とのエピソードにグッときました…☆ 2017/07/13

Katsuto Yoshinaga

4
劇画ゴルゴ13のノベライズ第2弾。本歌は約40年前の1978年に発表。少数民族のマンハント、黒人テロリスト、シェラレオネの孤児救済、コーザノストラ、傭兵会社と大船戸の定番といえる要素が210ページに凝縮されている。劇画ということとページ数が少ないため、いつもの叛史要素と情念は希薄ながら、1979年のデビュー作「非合法員」のウォームアップと考えると、大船戸の習作のようで面白い。ゴルゴ13自体が世界観やキャラクター造型に秀でた作品であり、アクション好きには充分楽しめる。2017/12/23

まえぞう

3
ノベライズ第二段は600編以上ある原作の中でも鬼畜な作品です。これも時代を現代にアレンジしてあるので、ボーイング727の後部搭乗口を使った場面はありませんでしたが、 ゴルゴが傭兵隊に雇われる流れが盛り込まれていて納得しました。2018/12/24

msm

2
とにかくゴルゴに狙われたら終わりだということがよくわる本でした。2017/08/30

kikizo

2
前作と同様、劇画が出てくる。本編の劇画を読んではいないけど、まるで劇画を見ているよう。船戸与一が東郷に乗り移ったみたいだ!次作も期待!2017/06/14

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