内容説明
吊された女と、消えた女。旧敵との再会直後に起きた、冷酷な殺人事件――世界シリーズ累計2000万部突破!
ロス市警の警部補デッカーはホテルのスイートで美しい人妻と密会していた。彼女、テリーは暴力的な夫クリスとの別居を望んでおり、裏社会に生きるクリスと因縁浅からぬデッカーに仲裁を頼んできたのだ。だが直後にテリーが失踪したと、彼女の息子ゲイブから連絡が入る。ゲイブは14歳にして父親が犯罪者であることを達観したような少年だった。そんな折、近くで女性の他殺体が見つかり――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほちょこ
21
漢字の名前が覚えられないジレンマに、とうとう国内退去。久々のおちょっかいリナに会いに行く。ところが、時も流れ、あの何でもかんでも首と口を突っ込みたがるリナも何処へやら。大人しくなってしまい、やや拍子抜け。でも、マージやスコットの活躍場面が増えて、それはそれで楽しい。下巻へ。2017/03/29
み
18
ドナッティが再登場、ゲイブも彼と同様なのか?ヴェガの様子がチラリと、シンディがアフリカ系の看護士さんと結婚されて妊娠中、何よりデッカーさんが還暦!今作も本筋よりモロモロに気が取られてます。2024/08/18
tom
16
フェイ・ケラーマンのこのシリーズ、初期のころから中期まで、かなりきちんと読んでいた。主人公が結婚するためにユダヤ教に帰依することになり、その前後の展開もずいぶん面白かった。そして、しばらく読むことが途絶えていて、突然出版社が変更、新刊が出始めた。前作も含めて、翻訳の問題なのか、主人公(現在60歳)の生活が安定してしまったためなのか、妙に面白さに欠ける状態になってしまったと感じてしまったのが、この本の読後感。下巻も読みますけど、面白いのかどうなのか、少々疑問。2017/06/22
紫草
9
リナとデッカーのシリーズ、翻訳されたものはすべて読んでいるはずなのですが、このテリーとクリスが全く思い出せず(╥_╥)初めの頃はユダヤ教の厳しい戒律とかそれとデッカー自身の宗教とか家との折り合いとか、再婚どうしの2人の子どもたちのこととか、がこのシリーズのおもしろいと思うところだったのですが、今ではすっかり落ち着いて割と普通の警察物。それはそれでおもしろいし、デッカー、リナ、マージたちみんな好きなので読みますが、少し物足りない気持ちも。2017/06/04
田中峰和
4
知らず読み出したが、冒頭ですぐにシリーズと判明。ならず者のクリスと彼に殺されかけた警部補デッカーの関係から彼らの妻たち同士も知り合いということもわかる。クリスとその妻テリーの夫婦喧嘩の仲裁のような役割を演じるデッカー。その後、テリーが行方不明になって、息子のゲイブを家に預かるデッカー家。ゲイブはピアノの英才教育を受ける天才だが、複雑な家庭環境で育ったせいか暗い影を引きずる謎の少年。心を開かないゲイブを扱いかねるデッカーだが、ゲイブが追剥を退治した事件をきっかけに不信感が増す。テリーは生きているのか。2023/01/08
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