ハーパーBOOKS<br> 血のない殺人 下

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血のない殺人 下

  • ISBN:9784596550507

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内容説明

マカヴィティ賞受賞シリーズ
虚飾の街に響く美しき旋律と悲しき秘密……〈リナ&デッカー〉シリーズ最新刊!

遺体は地元の病院に勤める看護師のもので、建設現場の梁から吊されていた。怨恨か行きずりの犯行か――。捜査が難航するなか事件関係者が新たに殺害され、ある物証から恐るべき可能性が浮上する。一方、テリーの足取りは未だ掴めず、デッカーはゲイブ少年を自宅で預かりながら捜索を急ぐ。はたしてテリーの身に何が起きたのか? やがてデッカーが行き着いた残酷な真実とは……。シリーズ最新刊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

20
ところどころで、妙にまだるっこしい文章(翻訳の問題なのが原作の問題なのかは不明)にイライラしながらも、とりあえず読了。終盤に近づくにつれて、物語は疾走。めでたく事件は解決という展開。この物語、かつての登場人物の男と女の彼らなりの愛情、大量殺人者、ひょんなことから殺人をしてしまったちょっと悲しい女という三つ出来事が絡み合った展開。ずいぶん複雑な話のように見えて、ストーリーは単純。かつてのケラーマンの書くものとは、ずいぶん違ってしまっている。ちょっと、寂しいなあという読後感。2017/06/24

ほちょこ

20
ちょっと作風が変わったのかな?今ひとつ、スッキリしない終わり方だった。それとも、続編的にまた犯人が出てくるのか?リナのおちょっかいも復活するのか?2017/03/31

しましまこ

16
何なんだこの幸福感は、またヤラれたよ。何てニクイ、泣かされたー! 事件よりお誕生日とゲイブ君。そしてクリス!!やっぱり憎めないんだよ。読めて幸せ。2017/02/19

woo

5
破天荒に壊れちゃってるクリス(デッカーの宿敵?)よりもちょっとズレ気味で音楽的異才な息子のデッカーの精密で知的な壊れ方がイイなぁ♪このキャラ化けるかも!

Sally

4
デッカーも60歳(!)。15年前の事件で関わった男女は夫婦になり、14歳になる男の子が生まれた。そして今、DVで妻がデッカーに助けを求め…。しかし「正義の裁き」に出ていた(らしい)この男女を全く覚えていない私。「贖いの日」あたりまでの公私ともに濃密でドラマティックなストーリーは今何処。長女のシンディが自惚れだけ強い感じ悪い女性から、いつの間にか素敵な男性と結婚して感じいい女性になってるし(笑)そうか、今や私にとってはデッカー家の家族小説なんだな。もう一つの柱の殺人事件の描写は散漫で混迷を極めております。2018/05/27

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