内容説明
【2017年7月公開・映画『ディストピア パンドラの少女』原作】〈餓えた奴ら(ハングリーズ)〉は、身動きひとつせずに立ちつづける。だが獲物の臭いや音、動きを感知するやいなや、時速60マイルで目標に突進する――ただ食べるために。軍事基地から脱出し、70マイル以上離れた街にある政府を目指す五人――。奇跡の少女メラニー、彼女を愛してやまない教師、科学者、軍曹と兵士。かれらが目にすることになるのは、荒廃したイギリスと、無数の〈餓えた奴ら〉。危機また危機の極限の旅路、そして待ち受ける衝撃のラスト。ページをめくる手が止まらない、圧巻のエンターテインメント!/解説=添野知生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
20
この物語、かなり好きだ。楽しみました。2017/06/24
そら
6
これは当たりです。先が気になり過ぎて、久々に次の日の仕事のことなんて、そっちのけで読了。メラニーの優しさと愛に心打たれます。タイトル通り、次の時代に希望を持って生きるメラニーが幸せでありますように。 2019/09/09
金時
5
普通とは少し違ったゾンビの設定でした。 ・人の体臭や音に反応する。それ以外は動かない ・以前人だった時の習慣を継続している者もいる(ベビーカーを押す、歌を歌うetc) ・感染源が菌 ・知能を持つ子供のゾンビがいる 何故ゾンビになるのか、何故知能を持つ者がいるのかという設定が細かく作りこまれていて、先を知りたい!と読む手が止まりませんでした。ラストは受け取り方次第でバッドエンドともハッピーエンドともとれる作品。私はハッピーエンドと捉えました。2017/10/09
gram1126
5
コミックでイギリスで有名な作家なんですね。ゾンビとか苦手だけど 色々な人間模様でサクサク完読。楽しい時間 でした。★★★★2017/09/01
とし
3
おお、予期せぬラストで…終始ハラハラドキドキで面白かった!絶望的ではあるけど、希望も残ってる。タイトル通りですな!これを希望と受けとれるかは人それぞれっぽいけど。「削除された最終章」が読みたい。2017/08/06