ウイスキー アンド シネマ 琥珀色の名脇役たち

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ウイスキー アンド シネマ 琥珀色の名脇役たち

  • 著者名:武部好伸【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 淡交社(2017/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784473039231

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内容説明

すご腕のスパイ、しがないサラリーマン、失恋した学生、世界をまたにかける企業戦士、人生に疲れた中年男、そして一国の首相まで……。ありとあらゆる映画の登場人物が手にするグラス、あるいはボトルのなかで、琥珀色の輝きを放つ「ウイスキー」。それはたんなる小道具としてだけではなく、ときには主役を食ったり、人物の心理状態を代弁したり、また物語の謎を解く重要な鍵になったりと、いわば“演技派の名脇役”として見ることもできます。スコッチ、アイリッシュ、バーボン、ジャパニーズなど種類・銘柄もさまざまに、本書ではそのようなウイスキーがフィーチャーされた映画47作品を取り上げ、軽妙な文章と映画の雰囲気を伝えるイラストで見どころを紹介。映画とお酒にまつわるコラムや映画作品リストも収録し、映画とウイスキーが2倍にも3倍にも楽しく、また美味しくなる内容になっています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

33
ウィスキーをなめる横顔は、その人の年輪を見事に演出し奥深いものにしています。邦洋映画から選び抜いたウィスキーが登場する極上の47本。1本につき4頁のエッセイです。ウィスキーと映画の魅力を語る配分が良く、相互作用で高め合い芳醇に仕上がっています。年数を重ねたウィスキーが味と香りを高めていく様子に、人の営みを重ねるのは野暮かしらと思いを馳せました。2014/04/20

さとむ

14
ウイスキーは不思議なお酒だ。忘れたいことを忘れさせてくれ、忘れていたことを思い出させてくれる。特にストレートで飲む場合がそう。シネマにおいてストレートで飲まれることが多いのは、そもそもの文化がベースにあるとしても、ストレートならではの効果を監督や出演者自身がよく知っているからだろう。さて、本書で気になったのは松田優作が愛してやまなかったという「オールド・クロウ」。ストレートでぐびり、とやりたい。2014/03/13

なおきち

13
国内外新旧問わず著者が選んだウイスキーが登場する映画を紹介しするエッセイ。ウイスキーを飲むというひとつのアクションで登場人物の心理描写や物語との結びつきを演出したりなど、ウイスキーの演技を楽しむというのも映画のひとつの楽しみ方だということを教えてもらいました。2020/03/12

R

12
映画に出てきたウイスキーについて、銘柄とシーンをあれこれ忖度解釈するコラム集でした。映画好き、あるいは、ウイスキー好きであればなるほどと思うのであろう解説が面白いのだと思うものの、どちらも不得手の私では少し理解が届きませんでした。両方を知らない身分で読んでしまうと、どっちの説明も物足らないように思えて、映画の筋もわからなければ、お酒の味もぴんと来ないと、ちょっと読み手の力量が必要かもしれません。でも、ジェームスボンドがバーボンをたしなむべきではないというのは解りました。2014/09/19

たなかか

7
ウィスキーだけをフォーカスして選んだ映画。興味深い酒と悩みはセットなんだな。2023/06/18

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