内容説明
「AIO第一更生所」に勤務する若林耕平は、次第にこの日本初・民間刑務所の矛盾点に気づいていく。そんな最中、囚人が更生官を殺害する事件が発生。さらに、同期の仁美にも魔の手が迫る。明らかになる恐るべき陰謀の正体とは果たして。「もぐら」シリーズの著者が描く近未来アクション&バイオレンス小説。(『獄の極』改題)〈解説〉細谷正充
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
44
暴力、裏切り、寝返りの連続。しっちゃかめっちゃか。たくさん人が死ぬ、安定の矢月作品でした。2017/10/15
マサキ@灯れ松明の火
16
はて???若林さん…確か、前職は商社マンのはずでは???特に鍛えている訳でもなく、バズーカをぶっ放し、自動小銃を乱射し、手榴弾で建物を壊し倒して、両手に拳銃を握りしめ撃っては当たる…………超人ですか!?やはり、矢月先生の作品ですね(笑)2018/05/14
りちゃ
15
所詮、民間だったのか…。しかし、この結末。相変わらずの何でも有りだ。若林の選択…そっちかい。若林が何故武器を扱えるのか…?勢いで終了。2017/10/27
Kaz
12
いやまあなんとも。死ぬわ、死ぬわ。耕平、いつからそんなに強くなった?武器を自在に操れるようになった?そして、何人の罪のない人を殺し傷つけた?なんてことをいってはいけません。まあ、アクションものはこんなもの。石原軍団の「西部警察」を思い出します。2019/02/17
タナー
11
矢月さんの作品も、これまた実に久しぶりだ。20XX年に設立された日本初の民間刑務所 " AIO 第一更生所"。そこに新たに就職した4人の一人、若林は、次第にこの民間刑務所の矛盾点に気付いていく。そんな中、更生者が更生官を殺害する事件が発生。若林は同期の3人の協力を得ながら、刑務所を陰で支配する悪に挑んでいく。テンポの良くド派手なアクション・シーンはさすが矢月氏である。終盤はジョン・ウー監督の映画を思い浮かべてしまう。続きもありそうな終わり方が、スゴく気になる。 2017/04/05