中公文庫 ＡＩＯ民間刑務所（上）

著者名：矢月秀作【著】

中央公論新社（2017/04発売）

• ISBN：9784122063778

内容説明

２０××年、日本で設立された初の民間刑務所「ＡＩＯ第一更生所」。そこに新たに若林耕平ら四人が就職した。だが、彼らがそこで目にしたのは、刑務所の経営者、刑務官、囚人、更には設立に関係した議員たちの渦巻く欲望だった。はたして四人は刑務所に巣食う闇を暴けるのか？　日本の未来を戦慄的に描く名作、待望の文庫化。（『獄の極』改題）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[GAKU]

上巻の終盤になって、どんどん人が死んで行く。いつもの矢月さんらしくなってきた。引き続き下巻へ。

2018/02/07

[きさらぎ]

主人公の若林が軽率すぎてイライラ あれよあれよと人が死んでいく、相変わらずの作調。下巻へ

2017/10/14

[マサキ＠灯れ松明の火]

日本初の民間刑務所・AIO(ｱｲｵ)第一更正所…新たに雇用された若林を含む4人が配属された。前半は、主人公・若林が…軽率な行動が多すぎて、ﾊﾗﾊﾗ。。井手、真壁班で、更正者を殴り殺してから、立ち直り＆変わり身が早め。。仁美さん…あっさりと照屋に落ちる。。後半、矢月先生の本領発揮…ﾊﾞﾀﾊﾞﾀと人が死ぬ。。更正者の上條君の逆襲開始。下巻へ。

2018/05/13

[Kaz]

設定は面白いのですが、現実味は全くなし。良くも悪くも矢月ワールドです。刑務所のあり方について世に問う、真面目な作品と思って読んではいけません。

2019/02/15

[りちゃ]

日本で初の民間刑務所。珍しくおとなしいと思っていたら、後半はゾクゾクと人が…。今のところ現場レベルだが、この先、悪の根はどこまで深くなっていくのか…下巻へ。

2017/10/27