内容説明
インドを愛するKAILASが旅の途上で見つけたモノたち。それはいわゆる“インド雑貨”ばかりではありません。
手紡ぎの糸を使った手織りのタオル、室町時代から茶の湯の世界で珍重されてきたテキスタイル、インドの豪商が大量に輸入したヨーロッパのヴィンテージホーロー、ドイツから持ち込まれた印刷機で刷られた神様のリトグラフ、国賓に献上される最高級のダージリンティー、マニアが血眼で探す真空管カッティングのビートルズのレコード、日本のファッションブランドが別注をかけるスニーカー……。
インドの歴史の中で息づき、人々の暮らし使われ続けてきたモノには、それぞれのストーリーがあり、人の手のぬくもりがあふれています。
ときに田舎の村まで職人の工房を訪ね、ときにアンティーク屋の倉庫に入り込み埃をかぶったストックをひっくり返し、その魅力を探ります。
ぜひ日本に“持ち帰りたい”インドのモノの物語。
目次
1 DELHIデリー
2 JAIPURジャイプル
3 VARANASIヴァラナシ
4 CHENNAI、MADURAIチェンナイ、マドゥライ
5 旅の基礎知識
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
64
タラブックスには以前から注目してたけど、インドのテキスタイル、ブルーポッタリー(陶器)、なでなでしたい位可愛い。全力本気真面目なのにゆるキャラにしか見えないシャクティマンもインドっぽい。 が、この本、字が小さい。さらに小さすぎて見えないくらいの字もある2022/09/26
湖都
10
普通の旅本ではなく、インド歴25年で何度も彼の地へ行っている著者達がお気に入りのものや風物や人を紹介してくれている本。観光用の本ではないため、インドへ行く予定がない人も楽しめるはず。1番興味を持ったのは、タラブックス。ハンドメイドの美しい本は金銀宝石より貴重だと思う。その他にも紅茶とか靴とかタオルとか、ありふれた物だけど、誰かがこだわって作ったプロダクトを触って使ってみたいと強く思えた本。2019/06/16
うららん
9
行きたいけど行けてない国インド。カラフルでとても楽しい。インド情勢も目まぐるしく変わる中一昔前のガイドブックとは少し違った印象。ますます訪れたくなりました。2016/07/07
DEE
7
アンティークのお土産の紹介ばかりでなく、なぜそれがインドにあるのかという背景も書かれていて面白かった。 インドに行く前に読むべきだったな。2019/03/20
たつや
5
ほぼ、カラー写真の中に少し文章。行きたいな、インドに 2024/11/18