内容説明
老子にならって
「いらない言葉はお返しするのだ」
日々の暮らしに役立つ。「バカボンのパパ語訳」による老子本、実践編の登場!
「バカボンのパパ」の言葉による「老子」の超訳を試みた『バカボンのパパと読む「老子」』(角川文庫)。今回は、その実践編。老子を学び、いかにその知恵を日々の暮らしに取り入れていくのか? いかに「道(TAO)」とともに生きていくのか? これを、バカボンのパパとともに考えていく。老子の原文からくみとれるポイントと、身近に感じられる逸話を交互に積み上げていくスタイルで、いろいろと生きづらい日々を少しでも変えるためのヒントを、ドリアン助川がやさしく、そして強く語りかける。映画化され、大ヒットとなった著者の小説『あん』の原点がここに。現代社会に悩むすべての人に贈る応援の書。
(主な内容)
はじめにのはじめに、なのだ
一、老子って、誰なのだ?
二、TAOを知るのだ
三、無為なのだ
四、TAOのリズム、なのだ
五、無駄は本当に無駄なのか?
六、所有するとビンボーになるのだ
七、いらない言葉はお返しするのだ
八、孤独と向き合うのだ
九、折れてくじけて強くなるのだ
十、無理をせず、毎日少しずつでもやるのだ
十一、争うべからず、なのだ
十二、小さな命に教わるのだ
十三、ぶれぶれこそまっすぐなのだ
十四、足ることを知る、なのだ
十五、大きなことは小さなことから始まるのだ
あとがきにかえて、なのだ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
3
わかりにくい老子をさらに読みにくいバカボンのパパ語で解説した本です。シュールです。2017/09/03
あ
2
道(TAO)とは、自然の法則である。人の世のそれではない。したがって、道にしたがっていたからといって、成功する訳ではない。地位があがったり、名誉になったり、財産が増える訳ではない。むしろ、道にしたがうことによって、不遇をかこつこともあろう。しかし、この世でかあの世でか道に従うもののみが、最期には、幸運であるという。2020/10/27
ばろやん
2
これは真実だとわかっていても救いにはならない。人は馬鹿で弱くどうしようもないものであるから。2016/12/31
龐統
1
老子の理論を自分の体験に即して自分なりの解釈で挑んだ好著。アベノミクス系の読み物を読むビジネスマンらに批判的な面は気になった。これこそ囚われていないか。浄土三部経を読もうとアベノミクス系だろうと読みたい人は自由に読んでいい。イチイチ反応せずともよい。2024/06/02
takatiger
0
説明がわかりやすくてTAOの考えが物凄く少しだけ理解出来た気がする。 無敵、無為自然、足るを知る、で生きていきたい。2023/10/04