内容説明
カルテットを結成した真紀、すずめ、家森、別府。軽井沢でひと冬の共同生活をおくる彼らは、それぞれの過去と向き合い、恋心を隠しながらも関係を深めていく。隠されていた「最後の嘘」が暴かれたとき、運命は4人をどこへ連れていくのか?人気ドラマのシナリオブック、ついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あや
40
「カルテット1」に続いて読了。 特に6話は涙を堪えながら読んだ。お互いの気持ちのちょっとしたズレがきっかけで、段々別の思いにかわっていく辺りの描写が秀逸。 普段何気なく生活している中でも、その関係性が友人であれ恋人であれ夫婦であれ、こういうズレっておこっているんだろうな……、などとしみじみと思ってしまう。 久々に夢中になれたドラマでした。 このドラマとの出会いに感謝します。2017/04/15
とこっぷり
18
ドラマが全てシナリオどおり。ドラマの時には気付かなかったセリフの裏を知れたり、読んでよかった。そして、あの4人の役者だったからこそ、このシナリオを最大限に生かしたのかぁ、そしてこのシナリオだからこそ、あの4人が最大限に輝いていたのかぁ。4人のそれぞれの人たちへの愛の深さが暖かすぎる。2018/11/19
あや
10
ドラマ、見たけど旦那さんが現れて以降のストーリーすっかり忘れてた。 真紀さんが真紀さんじゃなくなった時に、隠してた物が現れてしまった時に、どれだけ人が愛してたか伝わるの。嘘が無いように見えて本当は大きな嘘に包まれてる中で、でも本音は溢れちゃうから、話さなくても信じてもらえる。すずめちゃんの真紀さんへの思いが強くてあったかくて、だいすきだ。 大切な人から信じてもらえてるからこそ、自分の過去は吹っ切れる。なんとも大人のドラマだった。2019/03/04
リプリー
9
シナリオ本続き。 改めて読むとかなり歪なバランスのドラマだと分かる。しかし、それだけにパワーがある。 特に6話、7話は凄い。 ここまで愛の残酷さを描いた日本のドラマは初めてではないだろうか。 幻想しか愛せない男と幻想でしか愛されない女。正に愛と言う名の搾取。 しかもその幻想でしか愛されない女の意外な過去。 クライマックスは実に気持ちがよく自然と胸に刺さる。 素晴らしいドラマだった。2017/04/08
紀梨香
8
嘘があったとしても、また信じることできる4人の関係がとても素敵でした。セリフがしゃれていて毎週どうなるのか楽しみな、こんなドラマがまた観たい…。2019/03/12