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内容説明
1945年9月9日。終戦直後の焼け跡に突如現れた、記憶喪失の男。「ザジ」という呼び名を与えられた彼の周囲にはやがて、一癖も二癖もある個性的な男たちが集まり始める。瓦礫に始まる抗争、飛び散る血と汗、そして友情──。自らの居場所と正体を探し求めるザジが、焼け跡で見つける「真実」とは何か。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
9
戦後のヤクザの成り上がり物語という単純な話では無いだろうから、とりあえず続きを待つしか無い感じ。今のところちょっと盛り上がりに欠ける気もしますが…2011/04/03
ma2ma2
8
ヤクザ物になるんだろうか。戦後日本に、記憶喪失の主人公。何かいろいろ含みがありそうで、謎の人物もいるし、これから大きく展開していきそう。イチやられ役かと思いきや、何気に根性ある役だった。まず1巻。2011/04/03
小梅@灯れ松明の火
7
敗戦後の焼け跡となった東京、新橋。記憶喪失の若い男が突然立ち現れる。しかもパイプオルガンを弾いているような場所から。この男はどうも大陸から復員してきたようだ。しかも特殊能力を持っているような。ザジという名前をきくと「地下鉄のザジ」を思い出すな。それから既視感を抱く謎の男がマイケル・ジャクソンに見えてしょうがない。ジーザスという男も妙に気になる。もちろん零次も気になる。そうゆう男たちや女たちがザジのまわりに吸い寄せられるように集まってくる。あの『蒼天航路』は読んでいないのですが、今からでも読んでみようかな。2011/07/15
ni445
5
何がなんだかわからないまま一巻終了。最近まで、名前の読み方がわからなかった^_^;2011/04/02
即身仏
5
この漫画の背景は戦後の焼け野原と言う風になって入るものの、読んでみるとそれすらも怪しんじゃないかとさえ思う。とにかく現時点での背景ははっきりとしないものの、とにかく出てくる登場人物の殆どが善悪問わず魅力的に描かれていて、しかも動きが実に躍動的。さすがは蒼天航路を描いた作者。特に一端のヤクザ者ながらもどこか三枚目で憎めないイチは最後まで生き残って欲しくさえ思う。どう転がるかさえ分からない混沌とした漫画ながらも最後まで付き合いたいと思わせてくれる傑作漫画である。2011/04/02