甘やかな共謀

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甘やかな共謀

  • 著者名:沙野風結子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • ダリア文庫e(2017/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784861343940

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内容説明

報道番組の若手敏腕ディレクター・雨宮圭祐は、見知らぬ男に特ダネがあるとホテルに呼び出された。だが、部屋で待っていた華やかな美貌の青年・キリトは圭祐に催淫剤入りのコーヒーを飲ませ彼の凌辱シーンをビデオ撮影する。その映像をネタに大物政治家の汚職を暴いて放送しろと脅迫するキリト。圭祐はキリトと贈収賄の証拠固めに奔走するが、それは脅迫ばかりが理由ではなく……。 ※本文にイラストは含まれていません

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)

32
出会いは最悪、受けも攻めもスーパー男前。またぁ〜という設定からでも読ませてしまう。代議士の汚職事件を暴く共謀者(パートナー)となるため犯したはずの圭祐にだんだん溺れていくキリト。最初のキリトの乱暴な印象や疑惑も仕事でつき合ううちに優しく誠実な一面に気がつく圭祐。憎しみが愛情に変わるのに時間はかからない・・・エロは限りなくエロく、そしてだんだん甘さを増してくる。ストーリーにもあまり無理がなくおもしろかった。書き下ろしでは、大人しくお世話されているキリトが可愛いい。2010/11/12

那義乱丸

22
攻めにもなれる受けというのが個人的にツボなのでハマりました。薬による陵辱という序盤からハードな展開ですが、利用され利用する殺伐とした関係にじわじわと甘さが加味されていく様子が細やかに書かれているので二人の心情変化にすんなりと共感できました。大物代議士の汚職事件という硬質な題材のお話に、共謀者である二人に生まれる糖分というのが上手く練りこまれててまさにタイトル通り。野獣系な年下攻めに時折覗く甘味も萌え要素のひとつでもありました♪書き下ろしの、受けの攻め視線ってのもイイ!2010/12/22

辺辺

20
再読。前回読み間違いを訂正:攻撃型猫派攻めX男前(受けてるが攻められる)受け。共謀者というスタンスの基で可愛い子ども(私にとってはね)の成長物語。沙野さんの萌え滾りを痛感する勢いのある作品でした。受けの不感症(モノの例え)の治療←強技だけどwと、攻めの無意識的な罪滅ぼしと自己確立の話とも感じられる。仕事描写と、風景描写を心理描写を繋げいくベースの上にエロも乗っけられて、濃厚で味わいのある作品。ツッコミを辞めて、素直に文字間に漂う煩悩を脳内転換で爆発すればいい。書き下ろしは攻める受け。地味にヘンタイプレイ♪2013/09/16

さち

17
桐斗から強姦されて始まった共謀者という関係。最初は精神的にもダメージを負った圭祐だったけど、自身の目的の為に気持ちを切り替える部分が潔くていい。事件を追求していく中で共謀者を越えお互い身も心もいつしか本当の意味で求め合うようになる姿にドキドキした。事件の真相にも惹きつけられて大満足。終盤まで魅せてくれる圭祐の強さ、最後にその強さに導かれ前に踏み出す桐斗。エロも甘さも緊張感も全て含んだこの関係はやはり沙野ならでは!この攻×攻スタイルが本当に大好きだ。旧版未読なので、続編がどうなるか楽しみ!2010/07/14

みずほ

17
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★☆ 旧装版で既読だが、チェンジした挿絵と書き下ろし目当てで購入。やっぱり良いわ~、この作家の攻×攻は。共通の目的のために敢えて自分をレイプした相手と共謀者となる圭祐の切り替えの早さや、それでも失わない男の矜持が、グジグジしてなくて本当にカッコ良い! 男同士の付き合いと甘い恋人同士の空気が、そのときのスイッチで切り替わるような関係はBLでしか読めない醍醐味。湿度のあるエロと、事件を追う緊迫感のバランスもGOOD。新しい挿絵で圭祐の色香が増したのも嬉しい2010/06/13

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