内容説明
☆アリアンローズ2周年記念ショートストーリー付限定版。『エルグランド王国の悪を牛耳る、裏社会の帝王』と悪名高いクレスター伯爵家令嬢ディアナは、『紅薔薇』として後宮の安定のために尽力するも、“悪役顔”のせいで誤解されてばかり。側室シェイラのこと以外何も目に入らない国王ジュークのせいで、派閥争いは激しさを増し、後宮は大混乱。おまけに『園遊会』の責任者を押し付けられたディアナに、後宮を仕切る女官長は協力どころか嫌がらせをしてくる始末――!? 「無茶振りするのもいい加減にしてよ……」“悪役顔”令嬢ディアナの、勘違い系ラブ!?コメディ第二巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絳楸蘭
34
何度読んでもボンボン陛下はバッカじゃないの?とイラついてしまう。そしてそんな反応をする自分を作者のいいようにハマっているなぁ思ってしまう(笑)1巻の帯には「ラブコメ」とあったのに、2巻の帯はただの「コメディ」になっている。ラブはどこに消えたんだ!?密かにラブも散りばめられているんだけど、まだ公に動かないしなぁ。webでこの先を知っているけど、第三巻が楽しみ!!2014/02/06
秋製
24
悪役顔の一族。クレスター伯爵家の至宝(そう呼びたい!)「紅薔薇」のディアナにこれでもかっ!というほど問題が次々と降りかかってくる。(バカ)国王のジュークが漸く国王の自覚と臣下を手に入れたのでその成長にディアナの肩にのしかかっている重過ぎる荷物がいくらかは取り除かれる事を期待したい。ディアナ、真っ直ぐでいい子過ぎるよ!2014/11/17
まりもん
18
1巻読了後、WEB版を追いかけてしまい読むのが遅くなってしまった。やっぱり国王はイライラさせられてしまう。彼のフォローにアルフォードも大変。2014/05/04
ホシナーたかはし
16
女の子向けレーベルなのに、ロマンス皆無・権謀数術と勧善懲悪のコメディ?第二弾。イラストとか洋風なのに、内容は必殺仕事人とか大岡越前とか、殺伐としてても久しぶりにすかっとしました。実写ドラマだったら、デュアリスはやなのぶおさんでしょうか。2014/01/13
アカイトモ
12
ディアナのモチベーションが何処からくるのか不思議でしたが、下手を打つと内乱になりかねない状況ってわかっていたら頑張らざるえないですよね。一人の少女が抱え込めるキャパを大幅に超えた仕事を有能であるがゆえこなしましたが、決壊するのも無理無いわ。周りの味方も増えてきて自身の方向も定まって騒動の解決も少しずつ見えてきたかな?それにしても前国王の急死や王をボンクラに育てた教師とか陰謀の匂いがプンプンしますねえ。女官長の処分が中途半端なままでのエピローグのヒキがめちゃ気になります。2015/04/29