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内容説明
なつかしいアルムの小屋へもどってきたハイジは,大よろこび.無邪気なハイジは,かたくななおじいさんの心を開かせ,周りの人たちの気持ちを変えていきます.ある日,クララがあそびにくるという,うれしい知らせが届きました.
目次
目 次
日曜日、教会の鐘が鳴ると
旅じたく
アルムへのお客さま
恩 返 し
デルフリの冬
冬はまだつづいて
お友だちがはるばるやってきて
それからアルムでは
思いがけないことが
さよなら、また会う日まで
訳者あとがき
注
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
88
フランクフルトでホームシックにかかってアルムに帰ってきたハイジのその後。ハイジの言う「神様は何がいちばんいいことか分かってる」はそのまま受け取ると現代の日本人である私にはあまりにも宗教色が強いなと感じるけど、これが人との出会いとか巡り合わせという言葉に置き換えると、そういうことってあるよなとも思える。アルムの自然の描写など心を動かされる場面がたくさんあり、素晴らしい作品に出会えて良かった。2020/06/05
たつや
53
上巻から続けて読了。子供の頃の記憶、アニメの記憶が蘇りました。でも、細かい事ですが、アニメでは、おんじだったおじいさんは原作ではおじいさんですね。ペーター、クララはそのまま。目の見えないおばあさんにパンを食べさせるシーンとか、自然の描写は抜きん出て素晴らしいですね。良い本です。2017/05/04
はる
51
上巻はアニメとほとんど同じでしたが、下巻はいろいろ異なる部分が多かったですね。特にペーターの小物感たるや…(笑)。ハイジの宗教的なセリフも少し違和感を感じてしまいます。でも当時の価値観はこんな感じだったのかな。ラストはとても爽やかでこれはこれで面白かったです。クララのおばあさんが素敵すぎる!2016/09/29
coco
15
高畑勲展でアニメが流れていて、読みたくなってしまった。アルプスの高原のすがすがしさと夕日の燃えるような景色が実際に見てみたくなる。子供の頃に読んだ時にはハイジやクララ側の目線だったけど、今読むとおじいさんやお医者さん側に感情移入してしまうな。2019/09/15
刹那
14
とうとう読み終わってしまった。すごく素直なハイジに魅了されまくった。クララも頑張ったね。ヨハンナは、母親が牧師のもとで育ったひとだったようで、このハイジにも宗教心は一本の太い線としてとおっている。しかし、嫌味な感じはせず、クリスチャンではないわたしも、なるほどなと思った。読んでよかった。2013/01/30
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