内容説明
エンリコが交通事故で意識不明ですって?知らせを受けたジャンナは車を飛ばし、すぐに病院へ駆けつけた。ジャンナにとって彼は、15歳から憧れ続けている大切な人。富豪となり美女と婚約してしまった今でも想いは変わらぬままだ。ジャンナはその日から不眠不休でエンリコに付き添い、祈り続けた。その甲斐あってか5日後、奇跡が起きる。彼の意識が戻ったのだ。だが、その口から出た言葉は耳を疑うような冷たいものだった。「僕の婚約者が見舞いに来るから邪魔をしないでくれ」追い打ちをかけるように医師からエンリコの下半身に麻痺が残ると聞かされ、ジャンナの張りつめた心は粉々に砕け散った。■ハーレクイン・ロマンスの人気作家ルーシー・モンローが贈る感動作です。15歳で出会ってから、一途にエンリコだけを想い続けてきたジャンナの切ない心情が胸に迫ります。
*本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
22
読み友さんの感想がおかしくて手に取りました。あはは、確かにどうなのこのロストバージン。「飢餓の娘」以来だなあ。片思いしている男性の看病、という設定は結構ありがちですが、下半身不随となった傲慢男子が長々リハビリに耐え、不能への恐怖におびえているという設定がユカイユカイ。でもセックスの良さから婚約したモデルさんへの態度といい、自分に利用価値がなくなったらサクッと関係を切りそうなおことです気になれなかったわ~。2004年出版のわりに古臭いかも。2021/03/16
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
18
以前に読んだ作品で、意外なロストバージンのシーンがあり、読み友さんとやり取りしていたところ、この作品もそれだと教えていただき登録。そして、ようやく読了。例のシーン、あった、あった。気さくな、ヒーローの弟、美人だけど性格の悪いヒーローの元フィアンセ、鉄板な設定だけど面白い(^_-)2020/08/21