内容説明
千代ノ介と文代の婚礼が盛大に行われた。祝いの席には番付仲間の助次郎らに混じって、将軍家斉もお忍びで駆け付ける。宴たけなわ、蕎麦屋番付の大関である信濃屋の新蕎麦が縁起ものとして振る舞われ、すっかり気に入った家斉は、同店の大食い大会参戦を所望。渋々付き合う千代ノ介の目前で、参加者の男が悶絶して死ぬ。一体誰が、何のために毒を盛ったのか? 千代ノ介は男の素性を探り始める。人気シリーズ第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
83
千代ノ介御免蒙る「巫女の蕎麦」3巻。千代ノ介さん嫁さんもらいましたね、婚礼の席に将軍家斉や商人、町人が列席あり得ない設定が面白いですね。2018/10/22
ダイアナ
3
図らずもこちらも蕎麦。図書館で気になったので、シリーズ三作目の今作を借りてきてしまった。番付目付なるお役目につく一柳千代ノ介が主人公のシリーズ。今作は蕎麦屋番付大関の信濃屋で開かれた新蕎麦のお披露目を兼ねた闘食会に将軍家斉と参加するも、優勝候補の蕎麦っ食いが一服盛られて死んでしまう。キャラも濃いし、バタバタと場面が動き中々の面白さ。一作目からちゃんと読みたい。2018/04/14