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内容説明
時は平安、京の都に夢子と申す姫君ありけり。現実世界(三次元)の殿方に全く興味がなく、明けても暮れても草紙を読んでは妄想妄想。そんな腐りきった平安女子も、波乱万丈な宮仕えを経て、男女の理などを見知り給ふ。人並みの恋愛、結婚を目指す姫君が辿り着く先や如何に! 『臨死!! 江古田ちゃん』で現代社会に痛烈な風刺とユーモアを炸裂させた瀧波ユカリが、今も昔も変わらぬ「ヒトの浅はかさ」を描く平安絵巻、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルテン
5
平安時代、草紙・妄想大好きの女子のお話、完結巻。平安時代の人、寿命短すぎだよ……。でなければ出家しちゃうし(´Д⊂ヽそんななか、好きなものを好きなだけ追い求める夢子含む3人女子と藤原道長様がよかった。平安時代も現代も、うまくいかないことや思うようにいかないことは誰の人生にもある。そんな人生を「生きる」ためにどうすべきか。そのヒントが少しだけ描かれていたように思う。2017/03/24
パンダプー
5
最終巻2017/03/23
こめ。
4
おもしろかった。史実と虚構と瀧波ワード的なものの混ざり具合が良かった。生きづらさ系を繊細に描いたり笑えるネタにしたりして人生を照らすみたいな。ああ、マンガってこういう力くれるよなーとおもひけり。古典の面白さもそこにありなん?いみじく古語つかいたくなりけりー。2020/09/06
ナナシ
4
こんな時代に自分の思うがまま、自分で生計を立てて楽しく生涯を送るなんて素晴らしい。好きなものがあってそれを貫き続ける姿勢が素晴らしい。2018/04/29
jamko
4
これで終わりなんて寂しいけど良いラスト!こんな平安女子もいたのではないか、いてほしい!瀧波さんの作品、ギャグと女子本音のバランスがオリジナリティ突出しててめちゃ好み。次の作品も楽しみに待ってます。2017/04/01