あさはかな夢みし（２）

著者名：瀧波ユカリ【著】

講談社（2016/07発売）

• ISBN：9784063881585

内容説明

時は平安時代、京の都に夢子と申す姫君ありけり。現実世界（三次元）の殿方に全く興味がなく、明けても暮れても草紙を読んでは妄想妄想。そんな腐りきった平安女子も宮仕えなどして自立することに。人並みの恋愛、結婚を目指して女官仲間たちとオンナ磨きに邁進せんとす。『臨死!! 江古田ちゃん』で現代社会に痛烈な風刺とユーモアを炸裂させた瀧波ユカリが、今も昔も変わらぬ「ヒトの浅はかさ」を極限描写!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[還暦院erk]

全巻集め中。購入即読了。宮仕えで腐仲間が出来て夢子さん加速装置発動！唇がセクシィな瑠璃ちゃん、蘊蓄右近さん、良い味だしてる。それにしてもマッチョな道長さんって…しかも○○の趣味に走るという…先が気になる！本書の中では商売人のくれ葉さんが一番まっとうな生き方してるのかもしれない。蹴鞠かっちょいい！あと、山科先生の脳内言語のコマに萌え♡この人も頑張る職業婦人だった！

2020/08/31

[えあ]

2巻は宮中編。新キャラが登場して、ますます面白い。特に道長様は弾けすぎ。学生時代のゼミで平安時代は、「なよなよしい」男がイケてて、男が男に対して「この人が女だったらどんなに美しいだろう」って想像するのが普通だったって習ったのを、夢子たちに教えてあげたい…。平安も始まってるよ！

2016/07/26

[ナナシ]

なんだかんだ言っておいて上流の姫らしく、貴族らしく、ウエメセ、気位が高いなどがある。歴史でこの辺りの文化は詳しく知らないので読んでいて興味深い。

2018/04/29

[うさぎや]

仲間が増えて夢子さんますます婚期がとおのくの巻。右近ちょろい（笑）。

2016/07/23

[Kanae]

さすが、江古田ちゃんの作者。夢見る夢子ちゃんたちもちゃんと女の世界に組みこまれてます。新刊いとゆかし……

2016/10/11