内容説明
ファルジア王太子レジナルド(レジー)の死の運命に抗うため魔術師になったキアラ。
隣国ルアインに占領され国王も殺されてしまったファルジアの国土を奪還すべく、レジーは兵を挙げる。
キアラも魔術師としてその力を奮い、レジーたちはルアイン軍を次々と撃破していった。
そして、ルアインとその同盟国サレハルド軍が集結する北のトリスフィード伯爵領へと辿り着く。
しかしそこにはキアラがかつて政略結婚させられそうになった因縁の相手、クレディアス子爵の姿が――。
窮地のキアラを救った騎士カインは、サレハルド国王イサークにより重症を負う。その命を救うべく、キアラは自らの身を差し出し…。
愛の告白、そして秘密を握る人物の再開――物語はついに佳境へ!
※電子版は書き下ろしショートストーリー『その時、彼は』の特別付録つきです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
16
クレディアス子爵の、魔術の内容は明るみになったけど、かなりえげつない…。これは確かに、前線で戦える能力ではないけど、後方からどんどん、魔術師もどきを作り出せるから、使い方によってはかなり撹乱させられそう。キアラにこんな能力が無くて良かった…。恋愛面も、キアラの気持ちが分かって一段落、かな。イサークもカインも身を引いたし。イサークの抱えていた問題も解決し、残りは王妃。あと、茨姫の謎かな。2018/05/25
ささきち
8
ここまでキアラやレジー達を追い込んできたクレディアス子爵が死んでやっとキアラの安全が確保されていいですね~まぁ途中で捕まってしまいピンチになったりしたけどそういう事があったからこそキアラはやっと自分の心に素直になれたと思えば必要なことだったよね?レジーはもうキアラが自分を見てくれると確信したからいつまでも待っているというスタイルになり、カインはキアラがレジーに決めたと理解したがレジー達の事も大切な相手だと気づいたのでこちらもそこまで悪くない話に落ち着いたと思っていいよね。イサークはまぁキアラにキスしたし 2020/06/12
横島
1
師匠がすごい良い師匠……!2020/05/26
浮草
1
なろうサイトにて。2020/05/11
あんにょん
1
すごい術を身につけました2017/06/19