内容説明
修学旅行中の事故で死亡した天宮博人は、輪廻転生を司る神ロドコルテの手違いにより、手に入れられるはずの特別な力や幸運を得る事無く第2の人生を迎えてしまう。能力も幸運も無い故に、転生先の世界『オリジン』で実験体としての人生を歩む事となった博人は、繰り返される実験の中で『オリジン』に存在しなかった【死】の属性魔術を獲得したが、十年以上の実験の末、悲劇的な最期を迎え第2の人生を終えた。次なる転生のために再びロドコルテの元に戻った博人。 だが復讐心にかられる博人を危険視したロドコルテに第3の人生においても何の力も与えられずに転生させられた博人は“4度目は嫌!”だと、莫大な魔力と前世で獲得した特殊な死霊魔術を駆使して、3度目の人生をダンピールのヴァンダルーとして生きていく。
WEB未掲載エピソード収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
14
かなりハードな状況の異世界転生もの。与えられるはずの能力を与えられず、不遇な人生を行き続けた主人公。理不尽なままに始まった第三の人生でも不遇。しかし、徐々に這い上がって行く主人公――ヴァンダルーの姿はなかなか気持ちが良い。表紙のオーラのある男性は誰だ?その答えは二巻で明らかになる。2018/06/28
徳浄さん
14
独創的なファンタジーだと思う。輪廻を司る神と他の神とのつながりはなさそう。主人公がかわいそすぎるよ。ハヤクニンゲンニナリタイという世界?w。2018/01/09
史
3
2016年刊行。不憫な転生物語。クソッタレな神様に翻弄される主人公は、3度目の人生こそささやかな幸せを掴むのことができるのか。スキル・ステータス制でありますけれども、決してやり過ぎることなく、しかし不条理過ぎることもなくテンポ良く進んでいきます。骨鳥可愛いヤツ。結構な巻数が出てるので続きも読んでみましょうか。好きですねぇ。2025/04/07
Ohtsuka Yuu
2
Web版既読.Webでもお気に入りな作品ですが,他に大量の積読本がある状況で書籍版を購入するのは…としばらく買わないでいたのに,買っちゃいました😅辛い一度目と二度目を経て,なお大変な三度目だけど,幸せに向かって頑張っている幼児.登場人物?が多いので,忘れないうちに続きも読みたい.2022/04/24
長重
2
Web版既読。なろうで見つけてからずっと好きな作品の書籍化なので本屋さんを探し回ってやっと購入。主人公が神の呪いや母親の死の不幸な運命をはね除けて、突き進む感じが好きです。イラストが凄くイメージと違ったので違和感あったけど、拒絶反応出るほどでは無いので文句は無いです。Web版てもあった、種族の説明やスキルの説明が本の最後には載っているのは凄く良いと思います。設定は丁寧な解説が大事ですよね。次刊が出るのを楽しみに待ってます。2016/12/23