徳間文庫 第II捜査官 虹の不在

著者名：安東能明【著】

徳間書店（2017/02発売）

• ISBN：9784198941925

内容説明

元高校物理教師という異色の経歴を持つ神村五郎は、卓越した捜査能力により平刑事なのに署内では署長についでナンバー２の扱い。「第二捜査官」の異名を取る。相棒の新米刑事・西尾美加は元教え子だ。飛び降り自殺と思われた事件の真相に迫った「死の初速」。死体のない不可解な殺人事件を追う表題作「虹の不在」など四篇を収録。難事件に蒲田中央署の捜査官たちが挑む大好評警察ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[酔拳2]

タイトルがどう内容に関係してるのか全くわからないけど、面白いし読みやすいから1日で読めた。主人公は元物理の高校教師なんだけど、それっぽいのは一話目だけかな。話は面白いんだけど、バディが元教え子とか第Ⅱ捜査官とかいろいろ設定が必要ない感じがする。どの話も動機はせつねーなー。あと警察物によくある、警察内部のヒリヒリしたやり取りはなくて読みやすかった。

2019/01/10

[おいしゃん]

元高校教師の刑事と、新米女性刑事のコンビが事件を次々解決していく。女性刑事の方が主人公のようであるが、元高校教師刑事の存在感が半端なく、主人公が霞みがち。

2017/12/30

[み]

ちと苦い事件の短編集。この作家さんは、別なシリーズの方が好きです(^^;

2018/09/28

[ひさか]

読楽2016年6月号:死の初速、8月号:小菊の客、10月号:掟破り、12月号,2017年1月号:虹の不在、の４つの連作短編を2017年4月徳間文庫刊。神村刑事シリーズ2作目。蒲田中央署の元高校物理教師の神村刑事の謎解きが面白い。アンソロジーで読んで、神村本人のことや警察仲間との関係に興味があったのですが、謎解き主体のミステリーのようで、そういう部分は少なめの構成でした。少し残念です。

2021/06/06

[Syo]

元物理教師の刑事。 魅力を感じなかったら なぁ〜。 短編だし…。

2017/05/02