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内容説明
平介と草二郎、タイプの違う二人の素人探偵が、遭遇する奇妙な事件を協力して解決してゆくミステリ・ロマン。映画好きな青年にふりかかった災難に、平介と草二郎が巻きこまれてしまう、第十八話「港町電影活劇騒動」から、草二郎の過去とこれまでの不可解なできごとにまつわる謎が、すべて明らかになり、大団円をむかえる最終話「西王寺家の陰謀」ほか、番外篇「桜」、描き下ろし「平介探偵日記3」収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
99
3巻本の3 完結。 田中芳樹の解説を読んで気が付いたのだけど、収録短編、桜、はなんと東京オリンピック(昔の)が行われなかった異世界の東京。水路と橋だらけの2024/11/30
へくとぱすかる
20
ミステリだと思っていたら、幻想だったりSFだったりするので油断ができない(笑)。いよいよ陰謀の正体がはっきりとわかって、巨大な力を持つ敵と対することになるのだが、果たして……。それにしても人間が簡単に入れ替わったり変装するというのは、少年探偵団の影響でしょうか。乱歩が触れなかった、権力との闘いという側面が少しでもうかがえるるのは、明らかに作品の執筆年代のちがいによるものでしょう。ただしラスト。このあと十数年後の敗戦を思うと、草二郎たちの未来に大変不安を感じるが、残念なことにそれは今だから言えること。2014/07/27
ちえ
5
どうしても読みたくて再購入。何度読んでも面白いし、読後は暖かく幸せな気持ちになれる。2009/07/26
miporin
4
完結巻。この物語の世界とお別れかと思うとさみしい気持ち。でも、彼らはあの世界を確かに生きているんだろうなという実感があるので、安心感もある。映画監督への夢を語る良三くんのコマが素晴らしい。フミちゃんと草ちゃんの土手のシーンは言わずもがな。フミちゃんのセリフに、あまちゃんの夏ばっぱとユイちゃんを思い出した。番外編「桜」は読後二度読みしてさらに面白く、田中芳樹の後書きもたいへんよかった。2014/07/21
Sheol0x01
4
アニメージュ・コミックス版からたった1ページだが後日譚的なフミちゃんの絵が描き加えられている。そしてそれだけのために購入する価値がある。……あ、おまけ漫画もイイですよ。
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- 和書
- 桜の記憶・昭和の記録