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内容説明
とりあえず行動型の平介と、冷静に推理する思考型の草二郎。二人の青年がくりひろげる、ハラハラドキドキでしんみりほのぼのな探偵物語。巨大な動力車を操って大胆な盗みをはたらく奇怪な鉄仮面の怪盗を追いつめる、第十二話「機械男爵の挑戦(後篇)」から、草二郎の、謎に満ちた出生や過去のできごとが、奇妙な事件とともに少しずつ明らかになる、第十七話「草二郎の秘密」ほか、描き下ろし「平介探偵日記2」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
20
のっけから「機械男爵の挑戦」で、全話通じての重要人物が。とはいうものの「不忍池の怪」「湖畔亭幻想譚」など、「日常の謎」的なミステリも交えて、話は進んでいく。草二郎の生育の秘密をめぐっての冒険活劇が繰り広げられて、少しも飽きさせない。昭和初期の東京って、よくわからないが、こんな感じなのでしょうか。絵で見る乱歩という味が、ますますよく出ています。それにしても、桧前平介ってのは、完璧に巻き込まれ型の登場人物なんですねえ。2014/07/27
songbird
3
☆☆☆2020/06/28
うみ
3
アニメージュの連載読んでいて以来。懐かしい。2013/06/21
nawatobi
2
この表紙は書き下ろしなのでしょうか?最近のふくやまさんの絵柄と比べるとこのころの色鉛筆の絵が好みなのですが2011/02/22
末森咲夜
2
話の核心に触れてきて、シリアス度が高くなってきましたねぇ。小さい時の草ちゃんが可愛かったです。2010/12/14