講談社文庫<br> 人狼城の恐怖 第三部探偵編

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講談社文庫
人狼城の恐怖 第三部探偵編

  • 著者名:二階堂黎人【著】
  • 価格 ¥900(本体¥819)
  • 講談社(2017/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062731836

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内容説明

「本格ミステリ・ベスト10」(1999年版)をはじめ、あらゆるミステリ・ベスト10を総なめにした本格推理小説の金字塔。名探偵・二階堂蘭子がついに人狼城に登場!合計20人もの死者を数える人狼城殺人事件解決のため、二階堂蘭子は欧州へ飛んだ。だが、人狼城からの唯一の生還者は人格を破壊され、有力な証人は何者かんいよって命を絶たれていた。空前絶後の謎と恐怖、いよいよ佳境へ!

目次

《回想》
旅する男
《現実》
第一章 新たなる事件
第二章 思わぬ援助者
第三章 予兆と疑惑
第四章 古城への遠い展望
第五章 断頭台の国で
第六章 パリの夜
第七章 精神病院にて
第八章 狼に変わる男
第九章 ドイツでの捜査
第十章 占い師の家
第十一章 ある歴史家の遺産
第十二章 捨てられた男
第十三章 犯罪の容貌
第十四章 アルザスの土地にて
第十五章 怪しい影

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

83
二階堂蘭子6-3。ようやく蘭子登場。二つの国で起こった事件の繋がりを含めて推理していくけどまだ完結せずに続く。2014/04/01

aquamarine

76
蘭子たちがどのようにしてこれらの事件に関わっていくか気になっていましたが綺麗にすんなり渡欧していきました。地獄の奇術師で出てきたアレが、こんなところでまた出てくるとは思わなかったのでびっくりしました。読者と同じだけの情報を蘭子たちは難なく得るのですが、なにやら大きな力が動いていてその後なかなか捜査は進んでいきません。探偵編というより上手く整理してもらったという感じでしょうか。いよいよ完結編へ。2015/12/29

セウテス

68
二階堂蘭子シリーズ第5弾ー3。遂に蘭子達主なメンバーが登場、人狼城の謎に取り組む。此処に在って本シリーズはデビュー作から順番に読んでいる事が、大切であるとお奨めしたい。本シリーズはミステリーの原点の一つである、宗教の存在が為の不条理により必然的に生まれてくる悪意の結果の一つである、犯罪と闘う物語であると強く心に響くからである。その基本はデビュー作から脈々と受け継がれ、この大長編が集大成とも感じとれるのだ。話は試行錯誤の段階だが、数々の名作を例えに推理が行われるのは、ミステリーの醍醐味だと感じさせてくれる。2016/12/28

勇波

55
はい、蘭子様ご登場の巻です。今回は初海外という事もありシュペア老人もお供(下僕)に付けております。この方短編集の『ロシア館』で主役務めた方です。関係ないけどこの方個人的に大好きなんです。なんせあの話はほんとカッコよかったよ。だから今回黎人いらね。ってな事でこの『探偵編』、前2編は怒涛の勢いで死体が炸裂してましたが、いったん小休止的な感じです。なんせ探偵編ですから…。色々検証しないといけないもんね…。。で、それが一冊分ある訳です(笑)さあ残すは『完結編』!読んでしまうのがホントにもったいないと心から思うよ★2015/12/01

さっとる◎

32
【クロサー祭り】噂の探偵二階堂蘭子が満を持して登場。別に嫌いじゃないけど好きでもない…友達になれるかな?いや、彼女が拒否るかなー…と無駄な事を考えつつ(笑)。この人狼城の四部構成( ̄▽ ̄;) 起起復決?何か…何も解決しないままだぞ…城どっかいっちゃうし…(笑)。ドイツフランスを股にかけ、ナチス、ハーメルンの笛吹男、人狼伝説etc…圧倒的規模のこのミステリがどういう着地を見せるのか。残り1冊!2015/08/16

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