内容説明
「新螺は未来をどう生きたいのだ?」
モノリスの影響で体が武器化する新螺と、彼を案じるアルル。
二人の日常は因縁の敵シアンに引き裂かれ――因幡兎菟は攫われてしまう。
彼女の正体は≪水晶天使(アンジェラス)≫トート。
その力こそ、超古代文明を復活させる鍵であった!
倒れていく仲間たちと、迎える時代の節目。
場違いな者たちは己が居場所を守るため、最終決戦に挑む!
「やっと分かったんだ……この腕の、価値が!」
戦い続けた少年がその腕で掴んだ答えとは――?
超古代×現代の武力が激突するヒロイックアクション、堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月冬弥
6
秋堂カオル先生(@shudou_k)の #ラノベ このスピード展開、やっぱり打ち切りだったのかな、とはいえきちんとまとまっていました。ただ、個人的には、この終着点はどうかな?と思ったり、いえ、新螺はいいんだけど、アルルたちが……ねえ。2017/02/02
真白優樹
4
シアンにより兎菟の正体が明かされる中、最終決戦を迎える今巻。場違いな場所から見つけた居場所。その手は何を掴むのか。唐突に明らかになる真実、奪われる伝説の都。かつての敵と手を結び戦いへと向かう新螺。戦いの中で、屍と血と硝煙の中でもがき続け幾多の敵に破壊しか齎せなかった彼の手は、それでも確かに一つの命を育て、成長したアルルは自らの手を伸ばしその手を掴む。この世界で生きたい、だからこそ居場所になる。いつまでいれるかは分からない、だけどずっと側に。奪い続けた彼らは如何なる新たな螺旋を刻むのか。 うん、面白かった。2017/01/14