障がい者の旅路(6)~この世の中に必要のない命はひとつもない~

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障がい者の旅路(6)~この世の中に必要のない命はひとつもない~


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内容説明

本当の退院をしてから、しばらくは将来への希望がもてた。だが現実はあまりに厳しく私は自暴自棄になり男と遊び歩いた。
私は苦しみを乗り越えた女のように振舞っていたが心はボロボロに壊れていた。車いすの生活に入っていくが、まだまだ現実を見ようとしない私は狂ったように遊び歩いた。
この2年間の破天荒が私を再び入院させた。退院して2年目に障がい者手帳を持った。今度は障がい者としての生きる道を探る必要になった。
私にできることは簡単には見つからなかった。息子の父親には本当に捨てられた。世間からは妻子ある男と付き合った報いだと言われた。お陰でいろんなこと体験した。ぎょうさん泣いた。ぎょうさん苦しんだ。そして何回も自殺未遂をした。
だけど今、思い返すと、生きている自分がすきや。苦しんだ分相手の苦しみにも触れることができた。
私の心は少しずつ変化を見せて行った。心が寄り添うことを学んだ。ちょっと優しくなったかもしれない。
今日をがんばろうよ! やってくる明日のために! そして命を生きようよ!
☆シリーズ最終話