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内容説明
「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」究極の頭脳が紡ぎ出す預言は福音か、それとも……?鬼才が描く長編ストーリーが、満を持して登場!ピッピは地震を予知し、災害から人類を救う為に開発されたロボット。親友・タミオとともに成長していくピッピは、衝撃的な事件をきっかけに自ら活動を停止してしまう。そして再び目覚めたピッピが語る畏るべき預言とは……傑作SFコミック!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サイバーパンツ
19
本書のタイトルは予言者ではなく預言者だ。これはおそらく地震で倒壊するロサンゼルスや99日後に自殺する真田などを一種のショーとして大衆が期待することで、その願い、もとい、悪意がピッピに預り受けられ、それによって、彼の言う事が正解に導かれることからつけられたものに思う。だから、大衆が都市の崩壊や人の生死すらもショーとして楽しみ始めた時点で、人類の滅亡は決まってしまったようなものなのかもしれない。ピッピが何もせずとも……2016/04/09
ひろき
10
科学の進歩の先にあるものは幸か不幸か・・。先を読み進めるのが人類の末路を見ているようで怖いが面白い。2015/12/24
ささやか@ケチャップマン
10
面白い。ロボットのピッピに情報を入力すれば彼はあらゆる未来を予測する。哲学的な言説もちらほらしつつ、まだ始まっていないのに何かが始まってしまう予感がひしひしする1巻。果たしてピッピの自殺の預言は現実となるのか。2015/10/26
kubottar
8
honzの紹介記事を読み、即買。『パパと踊ろう』の作者とは思えない本格SFマンガで驚いた。量子コンピュータが実現したらこうなるんだろうか?2014/03/13
紫雲寺 篝
7
予言ロボット ピッピ。少年タミオと同時期に生まれ共に成長したピッピの役目は、世界中の膨大なデータを集めて世界のどこかで起きる大地震を事前に予測すること。タミオと共に日々成長していくピッピだったが、ある日タミオが事故死してしまう。タミオを永遠に忘れないため計算を始め、眠りにつくピッピ。彼が再び目覚めた時、ピッピの中にはタミオの人格が存在していた。地球上のあらゆるデータにアクセスする事が出来るようになったピッピは、タミオという人格を得て加速度的に進化し、ありとあらゆる人類の未来を予測し……!?2019/05/05