美食と嘘と、ニューヨーク おいしいもののためなら、何でもするわ

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美食と嘘と、ニューヨーク おいしいもののためなら、何でもするわ

  • ISBN:9784309207179

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内容説明

大学院生ティアが出逢ったのは、秘密を抱えた大物料理評論家。世界一美味しい街の高級レストラン業界の裏側を描いた傑作デビュー小説。スピルバーグ監督のドリームワークス映画化決定!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

38
大学院生ティアはあるインターシップ権を狙いNYで奮闘する。著名なレストラン批評家サルツと闇取引を行い、互いの秘密と利益を共有する同盟を結ぶのだが…。ティアの自由奔放な自意識の発露、浅はかで軽率な言動を見ていると、尺度を持たず恐いもの知らずだったかつての私を思い起こさせる。常に“ハングリー(もはや死語)”でエキサイティングな彼女に、お局視線を向けてしまう私はもうおばさんだ。ラグジュアリーな装いとゴージャスな振舞い、そしてホットな食事を豪奢に描写している点が◎。スピールバーグ監督で映画化が決定している★3/52017/01/06

星落秋風五丈原

29
ティアは頭もよくて健全な家庭に育ち、性格のいいBFもいる、いわゆるフツーの女の子。そんな彼女がカリスマ性のある上司に密かに仕えることで、今まで知らなかった世界の扉を開く。今まで行ったことのなかった豪華なレストラン、そこに入るためのそれなりの衣装、華麗なる料理をサービスする名物シェフ等々、フツーから程遠い生活に出会ってあっという間にふらふらっと…と、まるであの映画にもなった『プラダを着た悪魔』のようなストーリーだなと思っていたら、その後の展開もほぼ予想通り。良心&正義&友情か、或いは虚飾にまみれた名声か。2017/01/17

R

28
ニューヨークを舞台に、レストラン批評の世界に巻き込まれた女学生のお話でした。巻き込まれたという始まりではあるものの、踏み越えたのは女学生で、それ相応の報いや罰を受けたりしつつ物語は進みます。正直、主人公に同情の余地はないような話なんだけども、不思議と先が読みたくなる小説でした。教訓めいた話はほとんどなく、場当たり的に友情や、本当に大切なものを思い知っていくというのがある種リアルで、学生の生き方を生々しく読めたと思えました。料理の味描写は素晴らしかった。2017/04/29

ジュール リブレ

28
SEX & THE CITYのノリを思い出した。マンハッタンのナイトシーン。覆面調査員とともに夜な夜な高級レストランをめぐる大学院生が主人公。NYtimesに載る、その批評は抜群の影響力を持ち、人生を一変させてしまう。スイも甘いもありますが、どこに行くのかと振り回されたラストは、さて、いかがでしょうか?日本の作品には無い流れで面白く読みました。2017/04/15

miroku

13
TVドラマのような・・・。2017/05/31

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