出版社内容情報
巨大地震や津波、液状化、原発事故による環境汚染などについてビジュアルに解説。関連諸分野からの研究事例と提言も。
目次
第1部 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震;東北地方太平洋沖地震による大津波;千葉県浦安市 東日本大震災液状化の2年後;福島第一原発事故による切実な被曝環境とセシウム線量評価;原発事故起因の放射性物質による環境汚染とその対策;活断層と原発の立地;火山噴火と原発の立地)
第2部 災害科学の周辺から(天文学から見た天災と防災;考古遺跡からの警鐘;淀川の水災と水利用;火山体の崩壊が引き起こした生態系の破壊とその後の回復:セントヘレンズ山1980年噴火とその30年後;災害による建物倒壊と人的被害の予防)
著者等紹介
木庭元晴[コバモトハル]
関西大学教授。理学博士(東北大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
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科学?2017/04/11
サンセット
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過去の堆積物から津波の規模を十分には推測できておらず、M9レベルの地震が起きることは予想できてなかった。計測震度は加速度や周期や継続時間から計算される(周期0.1~2.5秒の揺れは被害を大きくするので震度も大きめに計算される)。津波の波源域では第一波が±0.2程度の波として観測された。宮古市田老では防潮堤があっても、津波高や遡上高は過去とあまり変わらなかった。宮城県南部は過去に大きな津波被害に遭ったことがなかった。浦安市では地盤改良の有無によって液状化被害の差があり、土地の境目で段差ができたりした。2018/07/29