内容説明
―とんとんからん、とんからん。古都が舞台の、あやかし謎解き糸紡ぎ噺。
―とんとんからん、とんからん。
古都の玉繭神社にある機織り小屋で、今日も巫女・絹子は布を織る。田舎の辺鄙な村から出てきた絹子は、社務所に住みながら、大学で非常勤講師として日本文化や機織りを教えている。住処は大家が管理し、シロとクロという若者がいつも美味しい料理を作ってくれ、快適だ。だが、その寮の住人の数も、どんなモノが住まうのかも、絹子は知らない―。
ある日、絹子は生徒から「神隠しに遭ったかも」と相談を受けて…。古都を舞台に糸が舞う、あやかし謎解き噺。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
61
妖ホラー。軽いテンポで話は進んでいくが思ったより闇が深い話でゾッとした。キーマンが意外な人物で1番嫌な奴。この本はだいぶ積んでいたが積んでるうちに次巻も出てるようなので次巻も読んでみたい。2018/05/04
佐島楓
59
主人公・絹子に関する謎を最終版まで引っ張るのはよかった。読者としてページを繰るモチベーションが上がりました。2016/12/18
悠
58
最初は少し読みづらさを感じたかなぁ… テンポなのかなぁ…でも内容的には面白いです。 これから続編を読みます。2023/03/06
よっち
54
古都にある玉繭神社の分社で布を織りつつ、大学の非常勤講師として機織りを教える絹子。そんな彼女が教え子たちとの交流から事件に巻き込まれゆく謎解き噺。田舎の辺鄙な村から出てきて社務所を管理する大家や美味しい料理を作ってくれるクロやシロと住んでいる、特殊体質でやたらと食いしん坊な絹子。彼女の周囲で連鎖的に発生するホラーめいた事件や、徐々に明らかになってゆく田舎での彼女の過去には強いインパクトがあって、複雑な因縁を背景に抱えている大家と絹子の関係も今後が気になるところですね。続編あるようならまた読んでみたいです。2016/11/22
はつばあば
48
読了してから気がつきました。「薬屋のひとりごと」の作者さんだったんですね。同じ作者さんとは思いもしませんでした(#^^#)。昔の物語が現代の過疎に近い田舎で・・織姫さんが作られた・・老女4人の手によって。あまりにも酷い仕打ち。そうやねぇ人って昔から残酷やったわ。女工哀史もしかり。絹子さんの織る布、織物の中に混じるは芥川龍之介の蜘蛛の糸かな?妖や魔から守ってくれる優れもの。ずっと気にはなってた本ですが、出だしがイマイチでしたので・・(苦笑)。時間があればどうぞ。ハズレではありません。2023/05/06
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