内容説明
軍師に姜子牙(きょうしが)(太公望)を得て紂(ちゅう)王討伐の軍を興した周の文王は、征途なかばにして世を去った。子姫発(きはつ)が後を嗣ぎ武王を名乗る。一方、都朝歌(ちょうか)では、千年の狐狸精妲己(だっき)(妲妃)欺弄されて、紂王が自堕落な日々を過ごしていた。諸侯は相次いで旗揚げ、武王を盟主と仰いで会盟の地孟津(もうしん)へと兵馬を進める。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
240
仙人たちの上層部(親玉)が、自らの大殺界を除くために”殷周革命”を起こすことを企図する。しかし、そこにはもう1つの目的があった。つまり増えすぎた人間(道士)と仙人たちを適当に間引きすることだった(つまり死んでもらうこと)。ただそれには、死んだ彼らを収容する場所が必要なので、新しい世界(神界)を造り出し、そこの住人(神様として祀る)になってもらう計画。そして、その任に当たったのが姜子牙(太公望)だった(とんだ仕事を押し付けられたわけ)。裏では、お亡くなりになっていただく方々の名簿も出来上がっていた。2016/07/21
優希
84
太公望の活躍はここから始まると言ってもいいでしょう。とにかく妖術と秘密兵器が飛び交うし、朝歌は妲己の翻弄により堕落していくしで、国は破綻に向かうのではないかと思わされます。諸侯の相次ぐ旗揚げに、最終的にどう行き着くのか気になりますね。2018/05/19
ミュポトワ@猫mode
80
今回も古代中国にきっちりトリップ♪堪能させていただきました。やっぱり古代中国ものは面白い!上巻は一回読んだことがあるけれど、中巻以降は初読です。っで、なんかボンボン死んでいくなw藤崎竜先生の漫画を読破済みなので、そのノリで読んでいくと結構面喰います。もうちょっと殺しようがあるだろうに…これは少年誌では描けないなってことも満載で、面白いです。さすが、古代中国w!このまま下巻も読んでいきます♪2023/01/27
カムイ
31
紂王対太公望の全面戦争と行きたいが殆どが仙人同士の戦い内容がSFなので、わたし的にはストライク面白過ぎなのだ❗2017/11/18
明智紫苑
30
前巻から気になるところだけど、「なしてこのキャラクターがこの場面でこんな一人称を使うの?」という細かい疑問がある。ささいな事だけど気になるのね。2017/05/14
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