時宗 巻の四 戦星

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時宗 巻の四 戦星

  • 著者名:高橋克彦【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 講談社(2017/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062737463

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内容説明

蒙古軍襲来! 圧倒的迫力で描く完結編! ついに蒙古が来襲した。対馬沖に現れた3万数千人の大船団。国の命運を賭け、執権・時宗は父・時頼の遺した途方もない秘策に出た。兄・時輔らが率いる九州武士団を軸に、日本軍は蒙古軍と激闘を重ねていく。誰のため国を守るのか。国とはなにか。歴史の転換期を生きた男たちを圧倒的迫力で描く怒涛の完結編! (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

57
やっと神風が吹きました。単純に「蒙古来たけど神風吹いて助かったー」って事じゃなくて、何年も掛けて蒙古襲来に備えた上での神風やから神頼みじゃないって事は分かった。でも、全4巻は長かった。 時宗も34歳の若さで亡くなってる。やっぱ早死にの家系なんかなぁ。 関係無いけど「さすがの猿飛」でも読もかなぁ。2013/04/25

future4227

54
シリーズ最終巻にして最高傑作と言える一冊。一冊まるまる元寇の戦いが描かれるが、九州の局地的な話に留まらず、高麗や元の本拠地の大都までスケールは広がっていく。マルコ・ポーロまで出てくるとは驚きだ。高橋氏の真骨頂と言える作戦の緻密さや戦の駆け引きの描写はこの本でもいかんなく発揮されていて、敵が攻めてくるのが待ち遠しく感じられるほど。死を恐れぬ武者たちの激闘に胸が熱くなる。そして24歳と31歳という若さで二度も蒙古を防ぎ、34歳にして早逝した執権時宗と彼を支えてきた熱い男たちのさわやかな生き様に感動を覚える。2018/05/10

キャプテン

34
★★★★☆_「世界はきっと、ぼくのものフェア」第六弾、元寇編④。時輔の海を越えた旅。そしていよいよ姿を現したモンゴル帝国(高麗連合軍)。対馬・壱岐は、皆殺しの憂き目にあう。相当に壮絶であったろう。侵略者側は、相手の都合など一切考えない。男は殺され、女は犯され、全て奪い尽くされ、モンゴル帝国が通った道には何も残らない。読んでるこちらも、胸が痛む。そして始まる反撃。時頼・時宗・時輔は、日本をモンゴル帝国に対抗できる国に成長させることができているのか。その答えは、今もこの国が日本と呼ばれていることが示している。2019/10/26

おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず

31
最後は流し読み。これほど主人公に向かないやつも珍しい、某国営放送の受けもしない大河を受けて小説化するとがいかにどうしようもなくなるかの見本。書いた高橋克彦さんも読んだ僕も時間を浪費した。2016/01/29

藤枝梅安

25
いよいよ2度の蒙古襲来を描く完結編である。時宗は亡父・時頼が遺した蒙古対策を進める。大宰府を国の重要拠点と思い込ませ、博多湾から蒙古を上陸させ、その隙に舟を焼く払うという作戦である。わざと負けたと悟られずに蒙古軍(正確には蒙古の命を受けた宋と高麗の軍)を大宰府までおびき寄せるため、武者達は死に物狂いの戦いを展開する。それもこれも最終的な勝利を得るための唯一の策であった。歴史書には2度の襲来とも台風で壊滅的な被害を受けたことになっているが、筆者は敢えて「神風」を描いていない。2010/11/02

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