一迅社ブックス<br> 彼女たちが綴じる世界

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一迅社ブックス
彼女たちが綴じる世界

  • ISBN:9784758015325

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内容説明

そのせつなさに誰もが涙する―――。泣きゲーの金字塔『Kanon』の久弥直樹と大ヒットアニメ『化物語』の渡辺明夫の強力タッグでお届けする超話題作! 人との関わりが極端に苦手な中学生の少女・七坂雫。気づけば雫は得体の知れない「ナニカ」に追われていた。有り得ない状況に「これは夢だ」と自分に言い聞かせる雫だが、夢は覚めずに徐々に追いつめられていく。絶体絶命のその時、雫を救ったのは、自らを死神と名乗る謎の少女・伊折咲耶だった。少女は雫にこう告げる。「ここは、私やあなたが普段日常生活を送っている現実世界のすぐ隣に存在する、なにもないからっぽの世界」。世界をとじることを生業とするという謎の存在・死神。大切な人を守るため、不甲斐ない自分を変えるため、雫は自らも死神になることを決意するが――。少女のまっすぐな想いが奇跡を起こす。鬼才・久弥直樹が紡ぎ出す感動のファンタジー小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

異世界西郷さん

16
著者の名前を見て「これは買わざるを得ない」と購入したのが1年前。なんだかんだで寝かせてから読了したわけですが、個人的には可もなく不可もなくといった感じです。決してつまらなくはないんですが、かといって著者の作品らしい心を揺さぶられる内容でもないというどうにも煮え切らないです。たぶん、もっと話が進んで主人公が腹を決めるような展開があれば話も変わってくるんでしょうけどね。そこまで話が進まなかったのは残念です。次があれば読むとは思いますが、どちらかというと『サクラカグラ』の新刊の方が待ち遠しいです。2017/11/30

真白優樹

12
人と関わるのが苦手な少女が空っぽな世界で、死神に出会い始まる物語。―――綴じて綴じて、満たされる先には何がある? 今いる世界と空っぽの世界、本当の世界はどこにある? 終盤までにしっかりとした土台を作り上げ、終盤に一気に雪崩を引き起こすが如く畳みかけるこの物語、涙腺に触れられた方はきっと涙をこぼしてしまうのだろう。こんな世界で出会えた君に、君に生きていてほしいから。だからその道を選び、世界を綴じて選択と為す。再び出会えた二人、一歩を踏み出した少女はどんな道を歩むのだろうか。 次巻も楽しみである。2016/12/17

椎名

8
久弥生きてた。まさかの渡辺明夫とのタッグで最高でした。死神について、綴じた世界についてと色々とまだわからないことが多すぎる状態ながらもきちんと順を追って進んでいる感覚は心地いい。人が怖いのではなく、人に迷惑をかけるのが怖いというタイプの引っ込み思案は多いようでなかなか書かれることが少ないタイプなのでグッときた。次巻も楽しみ。2017/01/01

きたさん

7
設定だけ見れば全然違うのだけれど、なぜか全体から漂うそこはかとないまどマギ感。文章から受けるイメージとイラストのギャップが微妙。2017/04/13

幻 透

4
『Kanon』で泣けなかった私にとってはイラスト買いの本になってしまった。まだまだ続きが書けそうな終わり方だったので、これが売れれば書き下ろしで続編とか出るのかなと思ったり。2016/12/11

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