出版社内容情報
小さな旅篭の女主人るいと恋人で剣の達人・神林東吾の活躍。秋の七福神、江戸の初春、湯の宿、桐の花散る、水郷から来た女、風鈴が切れた、女主人殺人事件、など九篇を収めて、いよいよ快調。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星群
20
シリーズ3作目。御宿の女主人のるいと、その恋人の東吾。二人の関係は変わらず、四年目に突入。いくら『他人じゃない、自分の女房だ』と言われても、身分や家の事を考えると、二人の関係はとても不安定なもの。だから、一緒にいられる時間が、より一層愛しく感じられるんだろうなぁ、切ない。るいが風鈴に嫉妬する『風鈴が切れた』と、ろくでなしの医者がお化け屋敷に連れ込まれる『夏の夜ばなし』がお気に入り。2013/03/12
アニータ
2
シリーズ3作目。小太刀の遣い手かもしれませんが、るいが危険な目にあいすぎのような。もちろん、東吾が命がけで守ろうとするでしょうし、嘉助もいますが、はらはらします。2021/08/27
ムー
2
久々の東吾とるいでした。思わず涙する場面もあり感動する。 日本人らしさが伺える名作シリーズです。かっこいい東吾とかわいいるいの今後も期待してます。2014/10/16
彩乃
2
主人公の東吾の気ままな暮らしっぷりがある意味羨ましい。2010/09/24
椿
1
再読。御宿かわせみシリーズ第3作。「桐の花散る」が切なかったよ。2014/09/12