内容説明
エリーは弟のとった行動に唖然とした。職場のクリスマスパーティに姉をエスコートしてほしいと資産家一族に名を連ねる上司パトリックに頼んだという。冗談めかして、エリーが理想の相手はパトリックだと言ったのを、真に受けてしまったらしい。ハンサムなパトリック・マグラス。彼にエスコートしてもらえたら、どれほどすてきだろう。ためらいながら一緒に行くと、思いもかけないことに、彼は「きれいだよ」と囁き、濃厚なキスを仕掛けてきたのだ。あまつさえ、デートに誘われて、臆病なエリーは恥ずかしくなる。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼニガメ
6
【12番目】失恋してしまったエリー。職場のクリスマスパーティーのエスコート役を探す彼女に、弟が紹介してきたのは資産家のパトリック。気後れするエリーだが、パトリックがエスコート役を引き受けたのには理由があって…。クリスマス休暇中の話なので短くすっきりまとまっている。押せ押せヒーローと自信のないヒロインのじれじれ感もあって楽しめた。ただ、元彼のことを「騙された」「恋してる気になってただけ」と被害者面で語るのは如何なものか。堂々と元カレを愛していたと受け入れた上で、未熟な自分を認めて欲しかった。2017/12/08