講談社文芸文庫<br> 柄谷行人の初期思想

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講談社文芸文庫
柄谷行人の初期思想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784065329443
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

【本書は『柄谷行人初期論文集』、のち『思想はいかに可能か』として刊行された単行本の文庫化です】
2022年に「哲学のノーベル賞」と呼ばれるバーグルエン哲学・文化賞をアジア人として初めて受賞した柄谷行人が、1969年の群像新人文学賞評論部門当選作「〈意識〉と〈自然〉――漱石試論」以前に書いた「思想はいかに可能か」(東大新聞五月祭賞佳作)「新しい哲学」(同)や、群像新人賞当選作を読んだ「ユリイカ」編集長三浦雅士の依頼によって書かれた「サドの自然概念に関するノート」など、1966年から72年にかけて発表された7編からなる初期論文集。
著者によれば「遠い過去でありすぎ」また「幼稚な考え方や言葉使いが多くて閉口」しつつも「近年において自分が考えていることに近いところが少なからずあって、驚きもした」テクストである。
すでに思想家柄谷行人の思考の基本的構造が現れていたという意味において、本書を味読することは、最新刊『力と交換様式』読解にも役立つであろう。

内容説明

知り合いに読んでもらうために書くのも、また誰かが読むという当てもなく書くのも嫌だった若者が選んだやりかた、東大新聞の懸賞論文の応募が出発点だった。群像新人文学賞当選作の「“意識”と“自然”―漱石試論」に前後して発表された初期論文七篇を収録。当時既に、「交換様式論」に近い発想が兆していたことを、本書は示す。『柄谷行人初期論文集』(後に『思想はいかに可能か』と改題・再刊される)の初文庫化。

目次

思想はいかに可能か
新しい哲学
『アレクサンドリア・カルテット』の弁証法
「アメリカの息子のノート」のノート
自然過程論
現代批評の陥穽―私性と個体性
サドの自然概念に関するノート

著者等紹介

柄谷行人[カラタニコウジン]
1941・8・6~。批評家、思想家。兵庫県生まれ。1965年、東京大学経済学部卒業。67年、東京大学大学院英文学修士課程修了。法政大学教授、近畿大学教授、コロンビア大学客員教授などを歴任。また批評誌「季刊思潮」「批評空間」を創刊。『マルクスその可能性の中心』(亀井勝一郎賞)など著書多数。2022年、バーグルエン哲学・文化賞をアジア人として初めて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

逆丸カツハ

33
若いうちからやっぱすげぇなぁと思った。いくつかの言説は今の論壇にも刺さる、というよりも、その指摘が真面目に受け取られていないものがあるなという感じがする。いたし方なし。2024/09/05

金北山の麓に生まれ育って

3
【「サッパリ分からんが二十歳そこそこでこんな文章が書けるのはすごい」に同意】最近柄谷氏は昔を振り返ったインタビュアー記事をネットで多発している、その中身が面白かったので手に取った、確かに初期の文芸批評は後年の思想的な著作例えばかの「マルクス...」より全然とっつきやすい、柄谷氏が吉本や江藤のやはり初期の文章に感動したその瑞々しい気持ちが漲っているじゃないですか?良いですよね(難しくて理解しきれなくても)文章になまめさもあり好きです、文芸批評は。あと蓮見や浅田と比べると柄谷氏は本質的に暖かくて好感を持つ。 2024/07/22

yoyogi kazuo

2
サッパリ分からんが二十歳そこそこでこんな文章が書けるのはすごいと思った。付録の年譜は詳細で役に立つが完全ではない。2024/06/20

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