小学館文庫<br> 僕らが愛した手塚治虫 1

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小学館文庫
僕らが愛した手塚治虫 1

  • 著者名:二階堂黎人【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 小学館(2016/11発売)
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  • ISBN:9784094063561

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内容説明

手塚漫画に魅入られた作家の自伝的探書記!

 幼少の頃に手塚漫画に夢中になり、漫画の神様・手塚治虫の足跡を追ううちに長じてミステリ作家となった著者。その著者が成長とともに奥深い手塚作品の世界に踏み入り、ときに迷宮のような謎に挑みながら、膨大な作品を当時の状況とともに解説していく記録であり、あふれ出る手塚への愛と造詣を綴った偏愛エッセイ。ファンの間では知られる長期連載をまとめた単行本の、文庫化第一弾。「この本では、一人の少年と、彼と同じように手塚マンガを愛した多くのファンやマニアの心象を通して、手塚マンガの魅力に迫ろうとしています。そういう意味では、この本は、これまでの手塚マンガの解説書や評伝とは、少しだけ違っています」「書くにあたっては、自分の持っている収集品をフルに活用し、できるだけ多くの図版をしようと考えました。僕自身、手塚マニアとしての自負もあり、図版を見るだけでも楽しめる本にしたかったのです」(本書まえがきより)。
 今回は、単行本未収録の手塚治虫原画をカラーで掲載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

28
手塚マニアのミステリー作家の著者による、手塚治虫の評伝と、自身の手塚作品体験談。印象度A+  手塚の仕事を解説した評伝でありながら、著者の少年時代の体験談もふんだんに盛り込み、昭和30年代以降の小学生の民族史の一面も持つ。マンガ史として内容が濃いので、昭和のマンガ史と手塚の作品史をある程度は知ってた方が、本書を楽しめると思う。 著者は、小学生時代に「劇画が隆盛した週刊漫画誌」に憤り、当時は男子としては珍しかった少女漫画にはまり、なんとはなしに手塚作品を集め始めたという。2024/08/16

サーフ

18
読者がどのようにして手塚治虫に、そして手塚作品に触れてきたのかがわかる作品。作者による手塚治虫の評伝でありながら昭和30年代以降の小学生の民族史の一面も持つ。終始手塚治虫についての文章かと思っていたが、実際には当時の出版事情について、マンガの流行り廃りなど人々と「マンガ」の関係性についての文章も多く収録されている。また「評伝」ではあるが作者が手塚作品をリアルタイムで読んだところからスタートしているため手塚治虫のデビューから描いているわけではない。2018/08/22

もくもく

7
実は再読、10年くらい前に単行本版で読んでいたんですけど、文庫化されていて、しかも続編も出ていたってことに気づいて手に取り、1~3巻を大人買い・読了いたしました。手塚マニアによる、手塚ファン向けの出版で、ある程度の手塚基礎知識が無いと面白くないんじゃないかなあ…。手塚治虫は完璧主義(悪癖?)で知られ、雑誌初出時から、単行本化時、そして版を重ねたり出版社を変わる時に、自作にちょこちょこと変更を加え、画を直し、コマを入れ替え、場合によってはエピソードを描き加えたり削ったり、果てしない校正をしたようです。2019/08/30

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