富士見L文庫<br> 浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。

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富士見L文庫
浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。

  • ISBN:9784040721057

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内容説明

鬼姫茨木童子を前世に持つ浅草の女子高生・真紀。今は人間の身でありながら、前世の「夫」である酒呑童子を(無理矢理)引き連れ、あやかしたちの厄介ごとに首を突っ込む「最強の鬼嫁」の物語、ここに開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

合縁奇縁

220
かくりよの宿飯の友麻碧さんの最新作。浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生の茨木真紀は前世の記憶を持っていた。その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫――「茨木童子」だということ。人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込み、前世で「夫」だった「酒呑童子」の生まれ変わりである同級生・天酒馨を振り回しながら悩めるあやかしたちのため「最強の鬼嫁」が奔走するラブコメディ。現世では夫婦でも、ましてや恋人でもない二人の掛け合いが面白い。もう夫婦漫才です。2024/03/14

スズ

124
平安時代最強の鬼、酒呑童子と茨木童子。夫婦の契りを結んだ二人の鬼が、大妖怪時代の規格外の霊力を持った人間として現代に蘇り、色気より食い気の残念美人女子高生・茨木真紀と、クールだが真紀一筋のイケメン男子高校生・天酒馨として高校生活と浅草グルメを満喫する現代あやかし物語。『かくりよの宿飯』の大旦那様や葵の親戚の茜も登場し、あやかしの世界の隠世には行かず、人間との共存を選んだ現世のあやかし達の姿が色濃く描かれている。鬼の元に嫁いだ葵、千年を越える愛を胸に灯し続ける元鬼の真紀、二人の鬼の花嫁の物語が非常に愛おしい2018/10/21

ひめありす@灯れ松明の火

98
かくりよと地続きの現代日本で、高校二年生にして既に結婚千年目ちょっと訳ありカップル。何のかんのと甘やかし放題の旦那様と、無意識鬼嫁である葵と違って、こちらの鬼嫁は正々堂々鬼嫁をしています。可愛いなあと思いながら読みました。脇を固めるキャラクターも個性豊かで芯がしっかりしていて小気味よい。途中出てきた陰陽局の茜さんは名前からして葵さんと対の存在ですよね。葵さんの命の為に指し出された何かと関係があるような気がして、うわー気になる。うさぎが目印のキビ団子、焼き芋羊羹。おいしそうなものが沢山で、久々に行きたい浅草2017/03/26

norstrilia

77
これは、面白い。あとがきで著者が好きなものを詰め込んだ、と書いているけれど、酒呑童子と茨木童子の転生という設定の勝利。記憶はありつつも今世を生き、でもしっかりと絆が繋がっている2人の関係性とその描写が巧い。メインの語りが真紀というのも、またよい。筋だけならばよくあるラノベだけれど、女主人公目線が新鮮。キャラが好き勝手に動いて、でも読みやすく、テンポよく進むストーリーで一気読み。他の眷属もかつての主の下に再び集まって、夫婦共々ちゃんと幸せになれますように。2016/12/04

ううち

76
前世での記憶を持ったまま生まれ変わった高校生のお話。この作家さんは飯テロで困る。浅草のちょっとした食べ物や、真紀ちゃんの作るご飯も美味しそう。割と若向けかなとは思いますが、千年続く夫婦の絆が素敵。津場木茜が気になります。2018/01/16

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