内容説明
将軍のあやまちを正すためには赤穂浪士の吉良邸討ち入りを成功させるほかないと判断した月森十兵衛は、同じ〔秘命〕をおびる大身旗本・中根正冬と秘策を練る。しかし、討ち入りに備えて吉良邸は防備を固め、赤穂浪士の側も江戸の強硬派と大石内蔵助の思惑が一致せず、あわや上野介は米沢藩にひきとられそうになるのだが……。公儀の歪みを正す剣豪の活躍を描く忠臣蔵外伝。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
50
赤穂浪士の討ち入りは月森十兵衛も考えていたことなのですね。ただ、討ち入りに備えて吉良邸は防御を固める。一方の赤穂浪士は内部分裂。吉良上野介は米沢藩に引き取られそうに。これは忠臣蔵のアナザーストーリーと捉えて良いでしょう。2023/03/08
Kira
15
図書館本。再読。赤穂浪士討入りは、政治的にも仕組まれたものらしい。喧嘩両成敗の原則を貫き、政道を正すために、十兵衛は浪士たちに協力する。池波氏がもっと長生きされていたら、また別の忠臣蔵を読めたのではないかと思うと残念な気がする。2023/01/03
Book Lover Mr.Garakuta
12
図書館本:再読。矢張、池波正太郎に外れ無し。2021/03/27
Book Lover Mr.Garakuta
12
忠臣蔵。赤穂浪士討ち入りの話で、幕府の歪みを正すために動き回る話。そもそも、討ち入りそのものが成功するのかという話である。読み処:幽鬼の剣の章の十兵衛と弥九郎をはじめとする数名の戦いの場面が興奮しました2019/04/07
えみ
10
おれの足音と同じ題材だが、こんなにも違った描き方ができるのか。とりあえず、池波先生は大石内蔵助好きなんだろうなぁ。そして、なんといっても編笠十兵衛の格好良さ...!2015/04/08
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