内容説明
センセーションを巻き起こした『種の起源』から12年、ダーウィンは本書で初めて人間の「由来」と「進化」を全面的に扱った。人間は、肉体的形態、心的能力、知的能力、道徳的性質のすべてにおいて「下等動物」と連続性をもっている。そして、お互いに助け合い、守り合う「種」こそが「存続をめぐる争い(生存競争)」を生きのびる。ダーウィンが進化論に託した希望が示されるもう一つの主著、待望されてきた文庫版初の全訳!
目次
凡 例
第II部 性淘汰(続き)
第一二章 魚類、両生類、爬虫類における第二次性徴
第一三章 鳥類の第二次性徴
第一四章 鳥類(続き)
第一五章 鳥類(続き)
第一六章 鳥類(続き)
第一七章 哺乳類の第二次性徴
第一八章 哺乳類の第二次性徴(続き)
第一九章 人間の第二次性徴
第二〇章 人間の第二次性徴(続き)
第二一章 全体のまとめと結論
訳者解説