内容説明
盗賊捕縛の依頼で、“航海する島”スタンダード島を訪れた探偵社一行。だが島 では今まさにテロリストが未曾有の異能兵器を起動しようとしていた……。大ヒットコミックスの原作者による小説版、待望の第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
81
文スト小説4巻目になります。今回は敦が主人公だったので、コミックの外伝的位置付けで楽しめました。時間というキーワードがあり、カウントダウンと戦う登場人物たちにハラハラさせられます。障害が立ちはだかる中でいかにその時間をうまく使うかにかかっているのが面白い。一筋縄ではいかない異能バトルが繰り広げられるのはやはり文ストらしさを感じさせますね。最後ののどかさが探偵社の平穏な日常のようでホッとします。2017/07/27
ひめありす@灯れ松明の火
57
久し振りの小説4巻。過去編ではなく現代編。満を持して本編主人公の敦君の登場です。原作では鏡花ちゃんが出てきた処までしか読んでいないので、外国の作家さんが出てくるところは新鮮でした。しかし、ここで彼らを出さねば誰を出すではあるけれど、ヴェルズとヴェルヌなので目が滑ってしまってどちらがどちらかわからないのというちょっと残念な状況になってしまいました。太宰さんは相変わらず面倒くさくて可愛いし、独歩君は苦労人過ぎて可愛いし、芥川君は虐めていじり倒したくなる可愛さだし、樋口さんは乙女で可愛いし、総じてみんな可愛い。2016/11/30
夜桜キハ
54
やはりコメディな会話もシリアスなバトルもどちらとも雰囲気が好きで大好きで一気読みしてしまいました。前巻よりも大規模なバトルでしたし、芥川のこともよく知れましたし、何より原作の主人公敦をずっと見守れてよかったです。ウェルズや盗賊長、ガブ、ビルゴ。個性豊かな臨時なキャラも登場しており好みぶっさりっ放しで興奮してました(笑)太宰の活躍もやはり良いし、危機一髪なところもありましたが探偵社みんないれば最強!「けれど自分たちは生きていく。道は長く、どこまでも続いている」良い締めくくり方でした。原作も次巻も読みたい!2023/07/02
水無月冬弥
54
#bungosd 朝霧カフカ先生(@kafkaasagiri)の #ラノベ 外伝ですが、過去編ではなく、現代編、しかも敦くんが主人公というのが胸熱ですね! ミステリーチックなところもありましたし、大満足でした。しかし、それにしても敦くんの白虎モードは強いですねえ、なんか隠された秘密があるのだろうか? 2016/10/18
ネムコ
42
最初から最後まで、緊迫感にあふれたストーリーでした。重い使命を背負ったのは敦。見ている方はヒヤヒヤです。あれほど個性にあふれたキャラと異能を使い切るって、カフカさんは異能者ですか! 芥川の、太宰loveはブレないねぇ。一気読み。ホントに面白かった!2016/10/10