後漢書〈第３冊〉列伝（１）

吉川 忠夫【訓注】

岩波書店（2002/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 586p／高さ 22cm
• 商品コード 9784000088633
• NDC分類 222.042
• Cコード C0322

出版社内容情報

漢王朝を奪った王〓に対して各地で反対勢力が結集する．その混乱を制し漢王朝再興の事業を成し遂げたのは光武帝劉秀であった．本冊には，光武帝に対抗して覇を競った群雄たちと，彼に協力した功臣たちの伝を収める．

内容説明

光武帝に対抗した群雄たちと、漢王朝再興に貢献した「雲台二十八将」の功臣たちの列伝。

目次

劉玄劉盆子列伝第一
王劉張李彭盧列伝第二
隗囂公孫述列伝第三
宗室四王三侯列伝第四
李王来列伝第五
〓寇列伝第六
馮岑賈列伝第七
呉蓋陳臧列伝第八〔ほか〕

感想・レビュー

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[BIN]

列伝第1巻は光武帝時代の群雄と功臣28将。群雄は三国志とかに比べると兵数が多いだけの小粒だらけなのであまりこの時代が流行らないのも頷ける。最後の雲台二十八将が順位付けして記載されている。第1位の鄧禹は一番の名将かなと最初は思っていたら、結構戦ベタで、第2位の呉漢が最強の名将。来歙もランクインしてもよさそうに思えるけど、宗室扱いだからかいない。

2015/04/01

[のんたん]

雲台二十八将の列伝もよかったが、劉玄や隗囂や公孫述など敗者の列伝の方が時代を知るにはよかったかなと思う。読み進めていくと後漢末期に登場する名もちらほら出てきて、ここでこう繋がっているのかと新しい発見もあり、本紀同様、時間があれば列伝も読破してみたい。

2016/09/18