内容説明
郵便配達員の織田作之助は、瀕死の青年を拾う。
名は太宰治、闇と暴力の代名詞・ポートマフィアの一員。
ごく人道的に看護をする織田と、死を望む太宰の奇妙な共同生活は、とある“絵”を追う《48》という組織の来襲で終わりを告げ!?
「あの場所に一度も行かずに死ぬ人間は、愚かとしか云いようがない」
これは「黒の時代」を生きた二人の黎明と終焉の物語。
2022年公開の実写映画入場者特典冊子２種が１冊になって登場！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mahiro
16
映画の特典本をまとめた一冊（映画は見ていない）織田作がポートマフィアに入る本編寄りのsideＡと武装探偵社に入るsideＢがある。織田作が生きている未来の為に自分の全てを捨ててしまうsideＢの太宰が痛い。2024/04/15
Yuri
13
2024年読み始め。映画の入場特典は入手していたのでsideA、B既読ですが、やっぱり心にずしーんとくるお話…。それにしても、BEASTのif設定から、これだけ世界観が広がるところが凄いなぁと思うのです。2024/01/04
水面頼光
12
真の友に出会って道半ばで力尽きる道と真の友に出会わずに長生きする道。どちらが良いのか…。2024/01/28
うとうと
10
郵便配達員の織田作之助の玄関ポーチに瀕死の青年が倒れていた。／ 映画の入場者特典冊子2種類、Side-AとSide-Bが1冊になったもの。 二つの物語。本編では描かれていない、太宰治と織田作之助の出会いの物語。そして出会えなかった（出会わなかった）、ifの物語。織田作が生きている未来のためにここまでする太宰が切ない。2024/09/18
ミャロ
10
世界線の違うAとBどちらも面白かった。2024/08/15
