―<br> かまどの嫁 3

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かまどの嫁 3

  • ISBN:9784047340534

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内容説明

希望、葛藤、想い――祖父が命を失くしたのは、自身に宿る疫病神のせいだった。三年に一度、子どもと老人のすべてを殺める病を撒き散らす疫病神。次の発症まであと数日。鹿の子は宮廷を離れ、皆を病から譲ろうとするが、その中で戦争の準備が始まっており・・・鹿の子がつむぐ物語、ついに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アカツ04号

15
完結。3巻が一番物語が動いて面白かった。叶わない初恋がテーマなんだなぁと最後の歳神様の言葉を読んでしみじみ。結局は鹿の子も月明もお互い意図せず壁を作りまくってたんだなぁ。まぁ、色々腑に落ちない箇所もあるんだが。。ラクの事とか、蔵馬の事とか…。側室全員の名前も出てきて欲しかったな。でも色々きちんとまとまって終わったので満足です。なろう版を少しだけ覗いてきたけど大分内容が違っていて、そっちの方が好みかも…。とりあえず、餡子食べたくなりました。 (8/22-9/3)【2020-12】2020/09/03

アキナ

7
バタバタと全てが解決する最終巻。雪様のことはホントに憎いと思ったし、ラクだって自業自得としか思えない。鹿の子と月明様だってお互いに傷付けあってばかり。しかしながらようやく勇気を出した年越しの月明の、年に1度だけ私に下さいとのお言葉は殺し文句過ぎました。最後の一線は踏みとどまっても旦那様、昨晩はお楽しみでしたのね。最後の幕引きがあっという間に終わってしまったのでweb版も読んでみたいなと思います。あんこが食べたくなる小説でした。2018/04/02

ちかぞお

7
好きなシリーズが終わってもーた(涙)。全編、ヒロイン鹿の子が健気に頑張りながら作る美味しそうな和菓子に涎が出まくりな状態でした。ああ、つぶあん食べたい…。和菓子だけじゃなくて、お話自体も世界感がとても丁寧に作られていて、ハラハラさせられる陰謀もあったりして、楽しかったです。最期は、鹿の子さんらしいといえばらしいのかな。登場人物は女性は強く、男性はヘタレ系が多かったかと(笑) やっと結ばれて幸せになった鹿の子はいいけど、気が付けばクラマが最後まで不憫(苦笑)。結局、狐のままじゃんかー。2016/11/01

速水 舞

6
鹿の子は姑の雪から、自身の呪いについて聞かされる。ショックを受けた鹿の子は、深夜こっそりと屋敷を抜け出してしまう。最終巻。最後は月明エンドでしたね!朱雀焼きのシーンはかわいくて好きです。あと、鹿の子の最期のシーンは正直予想外でしたね!WEB版はまた違っていると知ったので、またチェックしたいと思います。2017/05/05

ゆり

6
完結。予想以上にスケールの大きな物語の収束に、ほうっとため息。最後に出てきたお菓子……鹿の子さんすごいひとやったんねえ。どこまでいっても不憫で自分の気持ちを押し付けることをしなかった月明さんが報われて本当によかったです!クラマにもいいひとが見つかるといいな。玉貴さんや小薪ちゃんや女同士の友情が好き!かすてらも朱雀焼きも栗かのこもこれでもかと描写がていねいで甘党人間にはたまらないです。2016/10/30

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