内容説明
街がクリスマスの装飾に彩られた頃、体調不良でアルバイトを早引けした[由美子]、取引先からの帰り、公園で昼食をとろうとした[美月]、家でお留守番をしていた[悠香]……彼女たちは、さまざまな場所で“ピンクのぶたのぬいぐるみ”に出会う。それは小さな奇跡の生まれる瞬間だった。優しい眼差しと筆致で描かれる大人気ハート・ウォーミング・ノベル・シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
145
次々と並ぶ読友さん達のクリスマス作品レビューに、そういえばと本棚から取り出しての読了♪クリスマスイブから文庫化にむけて書き下ろした元旦まで、ぶたぶたさんとの様々な出逢いを順に追う12編。デパート配達係として、サンタ姿で駆回るピンクのぬいぐるみには是非ウチにも来て欲しいなぁ!今回は小ネタでクスッと笑うよりも、優しさにホッとする感じ。きらびやかに賑やかな街並みと対照的に寂しく過ごす人達に、何気なく幸せ届ける様が心地よい。その中でも、ぶたぶたさんの娘さん達や家族をメインにしたエピソードに触れられたのがよかった♪2018/12/25
小梅
140
読む時期を選んで正解でした。ぶたぶたさんがサンタになって色んな人に優しい気持ちにしていく。2人の娘がまた可愛い(*^_^*)2015/12/14
ダイ@2019.11.2~一時休止
122
ぶたぶたその4。短編集。サンタに扮したぶたぶたさんに関する物語。相変わらずほっこりするようなお話がイイ。また娘さんもようやく登場してきたのがうれしい。2014/10/06
りゅう☆
114
プレゼントを届けるぶたぶたサンタさん。その姿を見た人たちの一瞬固まり驚く様子にニンマリ。別れた彼氏から電話がきたり、元彼の所にブー太を迎えに行く決心がついたり、幼稚園生だけどお留守番できたり、人違いのバイトが思わず楽しかったり、酔いつぶれて食べたケーキが夢じゃなかったり、夫から思わぬプレゼントが届いたり、姿が見えないけど接客したり、塾の授業中にぶたのサンタさん探しに出たり、祖母とケーキを食べるために早く帰宅したり、ぶたぶたさんの娘ちゃん2人にステキなお友達ができたり、年賀状を出すぶたぶたさんを待ってたり→2018/12/21
ままこ
96
ぶたぶたさんシリーズ。クリスマスイブから年明けまでの連作短編集。この姿を見かけるだけで幸せが舞い込みそう♡表紙も可愛いんだけど表紙裏の折込に描いてある後ろ姿の絵がとてもキュート。とんでもない二人組に捕まったぶたぶたさんあれは災難だったな〜。優しいお姉ちゃんと可愛い妹ちゃん楽しい奇跡を体験し素敵なクリスマスになって良かったね🎄でも一番嬉しかったのはやっぱり“あたしたちだけのサンタクロース”に会った時だろうな。優しさとハッピーが詰まったぶたぶたサンタさん🐷2018/12/25